ダイエットの本のほとんどが、帯や、あるいは、タイトルにまで、「これだけで」「たった1分で」などと書かれているが、薄っぺらでもない本1冊になっているのだから、「これだけ」「簡単」なはずがない。
実際、今のところ例外を見たことはないが、どの本も、難しい体操、不自然な体操、図があっても正確にはどうやるのか分からない体操ばかりで、著書の悪意と言うよりは、著者の頭の悪さを感じるのである。

引き締まった、美しくて強い身体になりたければ「キンケリ」の練習をすれば良いと思う。
キンケリとは金蹴りで、男性の股間を足の甲で蹴り上げる、格闘技最大の必殺技だ。
護身術の本も、実際には全然役に立たないものばかりだが、キンケリと目への攻撃を磨いておけば、難を逃れることが出来る可能性は高まる。

梶原一騎さん原作の、大山倍達さんの伝記漫画『空手バカ一代』で、大山さんがタイ国に行った時の面白いお話がある。
まあ、梶原さん原作ということもあり、創作の可能性も高いが、こんなものだ。
川の中にじっと立っている少年がいて、大山さんは案内役の日本人に、「あれは何をやっているのですか?」と尋ねると、釣りだという。
魚が足の上を通過する一瞬、それを川岸に蹴り上げるのだが、その見事な蹴りに、超人空手家の大山さんが、「この大山にも出来るか?」と驚愕する。
そして、こんな日常行為が、優れたムエタイ(タイ式ボクシング。日本のキックボクシングに近い)の選手を育てるのだという。
ただ、当時のタイの子供達は、訓練としてやっているのではなく、貧しいので、そうやって真剣に食べ物を得たり、それを売って生活するためにやっているのである。

今思えば、このタイの少年のようなことを毎日やっていたら、たとえよく食べていても、さぞ引き締まった身体になるだろうと思う。
だが、我々には、川は滅多にないし、魚を採る必要もないだろうが、それなら、部屋の中で、それに近い動作であるキンケリの練習をすれば良い。
同じく、梶原さん原作の漫画『カラテ地獄変牙』で、拳法を使う、少女少年院に入れられているが美しい少女が、やはり、少年院に入れられている主人公の牙に拳法の指導をするのだが、少女はキンケリについて、「膝のバネを十分に生かさないと当らない」と言う。
このあたりは、むしろ梶原さん原作で真実味があるが、実際、その通りだ。
膝を必要なだけ曲げ、その反動を利用すると共に、膝を素早く上げないと、鋭い高速の蹴りにならない。
大山さんは著書に、空手はキンケリと目潰しがあるから地上最強であると書かれていたが、その正直さに私は感動したことがある。
我々は別に、競技空手を学んで黒帯を取る必要は全くないのだから、ごく実用的な攻撃を身につければ良い。
SAS(英国特殊部隊)の格闘術の本やビデオでも、キンケリは度々紹介されており、この格闘術が本物の実践のためのものであることが分かる。

そして、いろんな意味で不遜かも知れぬが、キンケリの練習は最高のダイエットでもある。
金的を目にも止まらぬマッハのスピードで蹴ることが出来るようになれば、身体が引き締まるだけでなく、目付きも変わってきて、周囲の人達は、なぜかは分からないが、なたを軽く見てはいけないと直感的に感じ、丁重に扱ってくれるようになる。
毎日、数百発練習すれば、ことキンケリに関しては、空手家やプロ格闘家より速く蹴ることが出来るようになるだろう。
まるで、西部劇の流れ者の凄腕ガンマンや、木枯し紋次郎の長ドスのように。

もちろん、実際にキンケリを試すようなことは無いにこしたことはなく、そんなことにならないよう賢く行動すべきだ。
しかし、いざという時の必殺技は磨いておくと良い。美しくもなれ、風格も出るのだから。

ちなみに目潰しの方だが、指を相手の目にモロに突き立てるようなことを言う人もいるが、まともな人間の神経では、そんなことは出来ないはずだ。
そこで、手を外側に払う動作で、指の爪のある外側の面で、相手の目を鋭く叩く練習をすれば良い。
これも、超高速でやれるようになったら、かなり実用的である。

格闘技の試合や空手映画で見るようなパンチやキックは素人には無理である。
まして、ハイキックなど実践でやれば、悲惨な結果しかないだろう。
蹴るなら、金的以外では相手の脚を蹴るより他は考えられず、特に非力な者には、あらゆるパンチはやっても意味はない。
まず、最初から危ない場所に行かないことが肝要で、万一にでも、危ない場面になれば、数パーセントの可能性でも勝つ方法を知っておくべきであろう。
そして、こういったことを通じて、実際的な考え方を身につけるきっかけにもなるだろう。
儲けたいだけの無責任な人間に騙されず、当たり前の考えや行動が出来るようになることである。









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