初音ミクさんのライブに限らず、ペンライトを使うコンサートに初めて行く時、「他の人達とどうやって合わせよう。自分だけ外れた振り方をしないだろうか?」と悩む人は多いと思う。
Q&Aサイトにも、そんな質問がよくある。
しかし、考えてみると良い。
田んぼのある場所では、夏の夜はカエルの大合唱が聴けるが、これが実に調和のとれたハーモニーになってるのである。
ペンライトに似ているということでは、ホタルの明滅もそうで、ホタルは別に、周囲に合わせようとしているのではないし、さりとて、「あ、今、俺、変なところで光ってしまった」なんて焦らない。
それでいて、全体で見事に調和している。
ペンライトは日本式で、アメリカでそれが使われるのは日本の真似である。
西洋全体で、ペンライトは元々馴染みがなかった。
西洋は、指揮者が全体をコントロールする方針の文化だが、対して、日本は阿波踊りのように、誰もコントロールしなくても全体が調和してくる。
子供の時から徳島で阿波踊りに親しんだ、チームラボの猪子寿之社長が、よくそんなことを言われていたようだが、チームラボの巨大な作品も、作っている人達は近隣とのみコミニュケーションしながら制作しても、全体が揃うらしい。

私も、2016年の「マジカルミライ2016」でペンライトデビューしたが、別に振り方にルールや決まりがある訳ではないし、誰かに合わせる訳でもないが、なんとなくやってたら、全体と調和するのである。
勉強が出来る頭でっかちの人は、「ペンライト振り方講座」なんてものに行きたいのかもしれないけどね。

ピアプロ公式コラボ『初音ミク「マジカルミライ 2017」楽曲コンテスト』でグランプリを獲得した、keiseiさんの『Singularity(シンギュラリティ)』という歌の中にある、

僕らは非線形の世界を翔ける
そこらじゅうわけわからないことだらけだ
~『Singularity』(作詞・作曲・編曲:keisei、歌:初音ミク)より~

が、全く、上で述べたことを表している。
人類全体が、インターネットの発達によって、線形から非線形の時代に進化しているのである。
非線形とは、調和と共感である。
ホイヘンスの原理というのを教科書で見たことがあると思うが、このニュートンと同じ時代の大科学者は、壁の2つの振り子時計の振り子が、鏡にでも映したように、全く逆に動くのを見て驚いた。
この場合は逆だったが、同じ方向に動く場合もある。
振り子どうしが、壁の振動によって同調してしまうのである。
ホタルの明滅、カエルの合掌もこれと同じだ。
そして、阿波踊りとミクさんライブのペンライトも同じなのだ。

ミクさんのお父さんの、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長も、今後は共感の時代で、共感を起こせない企業に未来はないと言われていたし、初音ミクさんは共感の象徴なのだが、これは非線形科学で説明が出来るかもしれない。
最近、私が、人類誰もが読むべき本としてお奨めしている、デヴィッド・アール・ホーキングの「I<わたし>」でも、何度も「非線形的」という言葉を使っている。
ヒトラーのように、1人の人間が大衆をコントロールするのは、共感ではなく洗脳によるものである。
非線形的な人間は洗脳されない。
学校の優等生が変な宗教に洗脳されてしまうのも、彼らが線形体であるからだ。
線形的な人間は、誰か権威者に従わないと不安なのである。
だが、我々は、共感と調和の女王、初音ミクさんによって非線形的に生き、ホーキング博士の言う真のパワーを得るのである。









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