小春さんの質問を題材に、具体的に仕事をして給料をもらうことを、どう上手くやるかについて書いてみたい。
だいたい、こんな内容のコメントで、これらを、どう考えるべきかという質問と思う。
●私が薦めているExcel VBAを勉強し、VBAエキスパートの最も基本的な資格「ベーシック」を取得。次は、上位資格の「スタンダード」を目指す。
●仕事をしながら経験を積みたいので、まず就職したい。しかし、VBAエキスパート「ベーシック」だけで上手く就職出来るか不安である。

まず、資格についてであるが、世間では、資格に懐疑的であったり、全く意味なしと言う者もいる。
これについて、勘違いと言うか、考え方を間違えている人が多い。
資格に価値があるかどうか決めるのは、世間でも、どこかの偉い人でも、面接官でも誰でもなく、ただ自分だけなのである。
自分が価値があると思えばあるし、無いと思えばない。
いかにも、他人に、自分が持っている資格や、それを持っている自分を評価して欲しい、偉いと言って欲しいという感じの人が多いが、そんなやつは駄目である。

昔、UMLという、ある種の設計技法に関する資格「UML技術者認定資格」というものがあり、下から、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナとあった。
確か、ネット上で受験出来、しかも、何度も受験出来たので、ブロンズなら、本を片手に何度か受験すれば誰でも取れた。
だから、ネット上では、ブロンズ資格を取った者すら、「しょーもない資格」と言う始末であった。
ところが、ある立派なUMLの書籍の著者紹介のところに、堂々「UML技術者認定資格ブロンズクラス」と書いていた。
すると、私にも立派な資格に見え、「取っておけば良かったなあ」と思ったものだ。私は受験しないうちに、主催者であるオージス総研が止めてしまったのである(別の資格に委譲という形を取った)。
どんなものも、価値があるかどうかを決めるのは自分しかいないのである。

資格を自慢する人というのは、自信がない・・・つまり、その資格の価値を自分で認めていないのである。
TOEICで満点(990点)を取り、謙虚なフリをしても、高慢で「私、凄いでしょ?」と顔に書いてあるような人がいるが、そういうのは実に安っぽく、そして、実際は自信を持っていないことは確実である。
TOEICは資格ではないが、800点くらいから資格のような意味を持ってくる。
脳科学者の茂木健一郎氏のように、「TOEICなんかカス、何の意味もない」と言う人がいて、彼の主張も分かるが、まあ、大きなお世話であろう。
ただ、TOEICに権威付けをして儲けたい者共をのさばらせておくとロクなことはないので、茂木氏のように言ってくれるのは有り難い面があるのも確かであるが、やはり、好ましい点が取れたら、その価値を自分で認めれば良い。

どんな資格でも、それを持っていて、自分で価値を認めていれば、採用されてしまうのである。
しかし、価値判断を企業や面接官に任せてしまえば、あまり楽しい想いはしないだろう。
面接官に限らず、人間とは他人を貶したがるものであり、それこそ、自分を認めてもらえる見返りでもない限り、人を褒めたりはしないものだ。
女の子に「可愛い可愛い」と言うのは、多くは下心からであるが、自分の価値を認めている子は、安っぽい誘いには乗らないものである。

どんなことも、価値を決めるのは自分である。
「私が良いと言えば、それが価値になる」
と思えるまで修行することだ。
修行は何でも良い。自分が良いと思うことであれば。









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