昨日は、いくつの決断をしただろうか?
もし、決断を全く、あるいは、ほとんどしなかったというなら、問題を先延ばしにしただけかもしれない。
人間の仕事とは、決断することだけなのだ。
それを放棄すれば、人間でなくなる。

たとえば、ニートから脱出する唯一の方法は、ニートをやめると決断することだ。
そうすれば、昼まで寝たり、嫌な人に会わずに済むとか、自分を好きでもない人に従う・・・といったことを捨て、ムカつく、傷付くことに黙って耐えることを受け入れる必要がある。
それらをちゃんとする責任を負う。
それが決断するってことだ。

マイク・ハーナッキーは、成功の秘訣は、「必要なことを全て進んで行う心構えを持つ」なんて、馬鹿みたいにややこしいことを言ったが、それを一言で「決断」と言うのだ。
決断すれば成功する。

『BEATLESS』で、17歳の男子高校生アラトは、美しきアンドロイドのレイシアに、何度も決断を求められる。
「ご決断を。オーナー」
「賢明なご決断を」
「その命令は曖昧で、責任の所在が不明確です」
時には、悪人とはいえ、人一人殺す決断も迫られる。
そして、結果の責任は決断した者が取るものだ。
レイシアは、責任を取らなければならないことを、アラトにきちんと明言する。
だから、アラトは決断の度に、悩み迷うこともあるが、それがアラトを成長させる。
なんと素晴らしい作品であろうか。
人生で必要なものは全て、この小説で学べるのだ。

好きな人を恋人や妻(あるいは夫)にしたければ、告白を決断しなければならない。
告白しなければ、どうにもならない。
そして、告白しないと決断したら、その相手は捨てることだ。
岡本太郎は、「片想いも愛」などと書いているが、彼ともあろうものが世間に迎合したのだろう。
少なくとも、「俺とつきあえ」と言う決断は必要だ。
相手がどんな反応をしても、その責任は取らなければならないし、つきあった結果、「別れる」という決断が必要なこともあるだろう。
いずれにしても、必要な時に決断をするのが人間だ。

決断をする度に、魂は大きくなる。
足立育朗さんの『波動の法則』によれば、決心すれば魂とも言うべき原子核の集合体の振動数が上がり、決心に従って行動すれば、原子核の数が増える。
それが、力がつく原理であり、願いを叶える秘訣である。
まずは決断だ。
決断すれば、行動せざるを得なくなる。
そして、決断すれば、何をすれば良いのかが分かるようになる。

たとえば、サッカー選手になりたいとする。
だけど、そんな人でも、ほとんど、「サッカー選手になる」という決断をせず、単に、「なれたらいいなあ」と思っているだけなのだ。
だが、「サッカー選手になる」と決断すれば、自分がサッカー選手の器でないことが分かってくる。
しかし、決断しなければ、いつまでも、「なれればいいなあ」と思い続け、他の大切なことをせずに人生を無駄にしてしまう。
また、本当にサッカー選手になれる素質があるのに、決断しなかったばかりに、選手になりそこねた人もいると思う。

私は、強く美しくなると決断し、朝晩のトレーニングを始め、5年以上、1年365日欠かさずやっている。
この程度のことでも、それなりに魂が大きくなり、輝きを増している(原子核の集合体が多くなり、振動数が増している)。
そうすると、もっと大きな決断も出来るようになるし、しなければならない。

変な話だが、ロリコンの男が近所で非常に可愛い、まさに好みのタイプの女子小学生を見つけてしまったとする。
彼女を自分のものにすると決断するなら、その責任を取ることになる。
それは悪魔に魂を売るという決断であり、この世でもあの世でも地獄に住むという決断だ。
しかし、彼女をすっぱり諦める決断をすれば、悪魔と手を切る決断をしたのであり、人生が開けるだろう。
そう考えると、ロリコンもあながち悪くはない。
地獄に住みたい馬鹿はいないだろうし、ロリコン程度が地獄に住んだら、下っ端の悪霊の奴隷がいいところなのである。
そして、地獄で、「この下っ端の悪霊共のボスになる」なんて決断をしても、その決断が全て公開されてしまうので、それらのチンケな悪霊共にいびり抜かれることになる。
後悔せぬうちに、賢明な決断をすることだ。









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