誰もが、潜在意識という恐るべき巨大な力を持っているのに、人生が下らないとしたら、それは自分が下らない人間だからだ。
潜在意識は、我々の意思の実現を自動化するだけだから、潜在意識が下らない意味しか持てないのは、用途が下らないから。

実は、これは、長谷敏司氏(人工知能学会倫理委員会会員)のSF『BEATLESS』(2012年。角川書店)の、紅霞(こうか)のセリフを適当に書き換えたものだ。
すると、潜在意識の働きが実によく掴めた。
紅霞は少女型アンドロイドで、ヒロインのレイシアの一番目の妹を自称している。
正式には紅霞は「レイシア級ヒューマノイド・インターフェイス・エレメンツ、Type-001(タイプワン)」という。
目の覚めるような美少女のレイシアの妹だけあって可憐だが、好戦的で挑発的だ。
小説での元のセリフはこうだ。

「私とお姉様の戦いが無意味だとしたら、それはアンタがくだらない人間だから」
「私たちはオーナーの意思の実現を自動化するだけだから。道具がくだらない意味しか持てないのは、用途がくだらないからさ」

ただ、先月発売の角川文庫版では確認していない。
著者は、文庫化にあたって大幅に加筆修正を行ったようで、これから読むなら文庫版を薦めている。
尚、今年1月から放送しているアニメでのセリフは、

「私とお姉さまの戦いが無意味だとしたら、それはアンタが下らない人間だから」
「私達はオーナーの意思の実現を自動化するだけ。道具が下らない意味しか持てないのは、用途が下らないから」

である。

アラトにとって、意思の実現を自動化する超高度な能力を持つ存在はレイシアだが、この作品を読み進めていくと、まさに、レイシアは潜在意識に喩えるのが相応しく思える。
なぜなら、潜在意識は現実世界をハッキング(書き換え)するのであるが、レイシアは情報世界を恐ろしく見事にハッキングするからである。そして今や、現実世界と情報世界は、どんどん接近しつつある。
ステーブ・ジョブズは、よく「現実歪曲空間」を生み出す能力を持つと言われていたが、彼の潜在意識がそのような力を持つのは、ジョブズの意思がそれだけ強かったからである。
そして、『BEATLESS』で、アラトが成長するにつれ、レイシアの力も大きくなっていくように思える。
この作品を読めば、あなたも、あなたのレイシアである潜在意識の力を解放することが出来るのではないかと思う。
同時に、「現実歪曲空間」を作り出せたスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での講演と、潜在意識の力を詳しく説明したジョセフ・マーフィーの本をよく読めば、さらに完璧と思う。
後は、自分が立派な意思を持つだけである。
それで、あなたは確実に世界の王になる。








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