イチローがシアトル・マリナーズに復帰するというのは、楽しいニュースだと思った。
ところで、イチローは、マーリンズからFA(フリーエージェント。自由契約選手)になり、移籍先はなかなか決まらず、普通の人の感覚では不安だったと思うが、それについてイチローが、
「なぜか分からないが泰然(たいぜん)としていた。プレーヤーとしても人間としてもそう(泰然)ありたいので、そんな自分に出会えたことがとても嬉しい」
といった意味のことを言っていたのが実に興味深い。
「泰然」とは、「落ち着いてものごとに動じないさま」で、超然、悠然、鷹揚(おうよう)というのと、ほとんど同じ意味だ。
イチローも言うように、これが人間の理想の状態である。
この逆が、最近も書いたが「きょどっている」状態である。
泰然とした人間になることが、人間の1つの目標と言って良い。
そして、イチローが「なぜか分からないが」そうなったと言うのが面白いのだ。
本人はそう言うが、その理由は、毎日欠かさないハードな練習だろう。
スポーツ選手は、シーズンが終わると、ほとんどがトレーニングを休み、大食だから肥満する人も少なくないが、イチローは全く休まないのだそうだ。
そして、その練習は、とにかく丁寧で、時間が長い。
本人は、やりたくてやっていると言うが、1年365日続けるのは、好きだけでは出来ないだろう。

1年365日、毎日欠かさずやっていれば、その中身に応じて、泰然、悠然、超然とするはずである。
また、何らかの形の証(あかし)を持っている者は強い。
イチローの場合は何か知らないが、1つには、若い時から変わらない練習メニューだろう。
それを続けていれば、それは自信になる。
空手家の大山倍達さん(故人)は、「親指だけで逆立ちが出来る間は無敵」というのが、自信の源・・・すなわち、自分への証であったと思う。

我々も、何か1つ、1年365日続けているものがあれば、相応の自信、鷹揚さが得られるだろうし、得なければならない。
最近も書いたが、今はやっていないし信じてもいないが、私はTM(超越瞑想)を1年欠かさず続けた時、警官と言い争っても泰然と出来て、自分で驚いたことがある。
つまり、それなりに大変なことであれば、何でも良いのである。
要は、自分の意志を使うことが大切なのである。
自分で決め、断固やることで、意思を自由自在に使う能力が発達するのだ。
超人とは、強い意思を持った者であると言えると思う。

誰かにやれと言われた訳ではなく、自分で決め、自分の意志で、毎日欠かさず、1年365日やっていること・・・それが力になり、自信を与えてくれる。
毎日、必ず決まった時間、聖書を読むでも良いし、新渡戸稲造のように行水するでも良い。
しかし、どうせなら、特に若いうちは、実用的なことが良いかもしれない。
日産自動車のセールスマンで、長く世界一の実績を上げた奥城良治さんは、1日1時間の競歩をしていたが、仕事でも1日百件訪問であったから凄いが、だから世界一なのだろう。
さらに彼は、昔のことだからカセットウォークマンだったが、誰かに読んでもらって録音した本を聴いて勉強しながら競歩をしていたのだという。
今は、オーディオブックも沢山あるし、スマートフォンや、奥城さんが使ったものとは比較にならない進化したウォークマンもあるので、簡単に真似が出来る良い時代である。
私の場合、朝晩のトレーニングしかやっていないが、5年以上続けることで、やはり、かなりの力がついたように思う。
誰もが、1年365日続ける、自分だけの修行を持たねばならないのだと思う。









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