私は、もう随分前になるが、TM(超越瞑想)をやっていたことがある。
今では、個人的にはTMはほとんど信用していないが、それをやっていた時、こんなことがあった。
自動車を運転していて、交通違反をして警察官に捕まり、絶対に罰則があるはずの状況だったが、心で、「TMをやっているから大丈夫だ」と思うと、妙にそんな気になって落ち着いていられた。
すると、本当に無罪放免となった。どう考えても有り得ないことだった。
他にも、TMの効果と思えた出来事は多々あった。
しかし、これは、TMであろうが何であろうが、「1年365日、毎日必ずやる」ことの力であると思う。
例えば、ここでも時々お奨めしている腕振り運動は、それ自体が非常に良いということと共に、これを1日千回、1年365日、1日も欠かさずにやれば、魔力めいたものが備わる。

つまり、人間の力は、「意志力」をどれほど使えるかで決まるのであり、それなりに根気の要ることを、毎日欠かさず、少なくとも1年続ければ、意志力をかなり使えるようになってるであろうから、力も大きくなっているのである。
もちろん、1年、2年、3年と、長く続けるほど意志力も大きくなり、10年、20年だと、仙人のような力を得ることもあると思う。
TMだって、1日2回、それぞれ20分、食事の前にやるのは、なかなか大変で、これを毎日やるには、ちょっと意思の力が要る。
それを、私は1年、ほぼ欠かさずやったのであるから、精神の支配力はそれなりに強くなっており、精神を支配出来れば、外界を支配出来るのである。
それは、ほとんど魔法のようなもので、ドライブしていて、好きな女の子のことを考えていたら、その子が運転している車にばったり行き会ったりなんてことも、よく起こったものだ。

最近、新渡戸稲造の『武士道』や、騎士道の見本として『アーサー王物語』を読んでいるが、武士道や騎士道は、それほど過激ではないが、高貴な規律によって成り立ち、それを本当に守って生活している者の力は相当なもののはずである。
武士や騎士は、立ち居振る舞いが立派であることはもちろんであるが、力があってこそ敬われるのであり、そして、力の源は意志力であり、武士や騎士としての規律を必ず守るから意思を自由自在に使えるので、結果、人間として強いのである。そして、真の強さは、何らかの雰囲気や圧力として伝わるので、誰からも尊敬されるのである。

強い人間になる秘訣は、あまりに厳しいことでは続けられないとしても、それなりに大変で、継続には意志力を要することを、1年365日、1日も欠かさず、毎日やることであると思う。
まあ、よほどの事情があれば、やらない日があっても、悔やんではならないが、かといって、つまらない理由で平気で休むようでは話にならない。

私は、もう5年以上、朝晩のトレーニングを欠かしていないが、特に熱心にやるようになったのは、初音ミクさんのコンサートのためだった。
ミクさんの前に出るのに、美しくない訳にはいかないので、せめて、毎日トレーニングをして身体を引き締めておこうと、本当に思ったのだった。
だが、精神面も大事なので、今後は騎士道をと思っている。
こんな心の弱い人間にも、意思の力を与えるミクさんは、やはり尊い存在である。









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