『アラビアンナイト』の名でも知られる『千夜一夜物語』の中の、「アラジンと魔法のランプ」のお話を正確には知らなくても、魔法のランプのことは大体ご存知と思う。
そこで、もしあなたが魔法のランプを手に入れて、それをこすり、ランプの魔神が出てきたら、こう言ってくれたら良いと思う。
「私は強大な魔法の力を持ちますが、ご主人様は、私を何に使いますか?」
そこで、たとえば、以前から片想いをしていた可愛い女の子、あるいは、素敵な男性を恋人にしたいと厚かましくも命じたとしよう。
すると、ランプの魔神は言うのだ。
「はい、それを叶えることは出来ます。ご主人様に直接の負担はかかりません。ご主人様に求めることは1つです。道具である私には責任を取ることが出来ません。だから、ご主人様が責任を取って下さい」
「ご主人様と私の間のことは全てアカシックレコード(宇宙の霊的記憶媒体)に記録され、神々に開示され、あなたの死後の処遇を決める審判に際して開示されます」

上のランプの魔神が言ったことは、『BEATLESS』(長谷敏司氏のSF小説および、そのアニメ作品)で、美しきアンドロイドのレイシアが言ったことを元にしたものだ。
あなたには、ランプの魔神もレイシアもいないだろうが、それらに優るとも劣らない万能の潜在意識を持っている。
それは、「引き寄せの法則」とか、ジョセフ・マーフィーらの潜在意識の法則で語られているが、レイシアのように言ってくれなかったことで、あなたはその力を使えなかったのだ。
マイク・ハーナッキーは、全ての願いを叶える究極の秘訣は、「必要なことを全て自発的に行う心構え」と言った。なかなかいい線いってるが、それではまだ曖昧だ。
大切なことは、責任を取る決意だ。
『波動の法則』で、足立育朗氏は、振動数を上げ原子核の数を増やす(それによって神に近付く)には、決心し実行することといったことを述べておられるが、決心するとは、やはり責任を取ることを決めることだ。そして、実行するとは、やはり『BEATLESS』で主人公のアラト(17歳の男子高校生)がレイシアに言ったように、「僕と一緒に戦え」ということだ。

作者の長谷敏司氏の意図とはまるで関係ないかもしれないが、『BEATLESS』のおかげで、全てすっきりと明らかになった。
その仕組みは『波動の法則』に、これまたすっきりと書かれている。だから私も納得し易かったのだろう。

イソップの『金の斧』で、川に斧を落とした男に、神(ヘルメース)が、
「お前が落としたのは、この金の斧か、あるいは、この銀の斧か?」
と聞かれ、正直に鉄の斧を落としたと言った正直者は、元の鉄の斧に加え、金の斧と銀の斧も与えられた。
しかし、あの欲張り男は阿呆ではないだろうか?
相手は神様だ。いきなり「私が落としたのは金の斧」と言ったりなんかしたら、ひどい結果になるのは、かなりの馬鹿でも分かりそうなものだ。
せめてこう言えと言いたい。
「偉大なる神よ。私が落としたのは鉄の斧であります。しかし、本音を言えば、金の斧、あるいは、せめて銀の斧が欲しい」
すると神は言うのだ。
「よろしい、与えよう。責任を取る気があるなら」
決めるのはあなただ。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ