西洋と日本では、成功の仕方も違う。
西洋の代表的な成功の教えは、イエスの「5人の賢い乙女と5人の愚かな乙女」で、日本では、昔話にある「2人の根気のない娘と1人の根気のある娘」である。
イエスの話は、「夜中に10人の乙女が、ランプに火を燈して花婿を待っていた。花婿は遅く、ランプの油が尽きたが、5人の乙女は予備の油を用意していたので、そのまま待ち続けることが出来たが、他の5人の乙女は予備の油を持っていなかったので、油を買いに行った。その間に花婿が来たので、予備の油を用意していた5人の乙女だけが花嫁になれた」である。
「時が来た時のための準備を怠るな」が、西洋の教えだ。
日本の昔話の方は、「母親が亡くなろうとしている時、最後に山梨が食べたいと言い、山に行って出会う女の人に指示に従えば、山梨のある所に行けると3人の娘に告げ、3人の娘は1人ずつ出発する。娘達が出会った女の人は、『前に行け』『後ろに行け』と繰り返し続け、根気が尽きた姉2人は指示に従わず、女の人に食べられたが、一番下の妹は最後まで指示に従ったので、山梨を手に入れ、母親のところに持って帰ると、母親は回復し、2人はずっと幸せに暮した」だ。
日本人は、「なかなか成果が出なくても、根気よく努力を続ける」ことで、最後に成功するのである。

腕振り運動をするなら、現状維持で良ければ1日500回、大発展を願うなら1日1000~2000回をする。
成果が出なくても、根気強く1年、2年と1日も欠かさず続ければうまくいくだろう。
その程度の根気がなくて、「良くなりません」と文句を言う者は愚かである。
プログラミングがまさにあてはまり、プログラミングは1ヶ月やそこらでマスター出来るものではないが、諦めずに毎日練習し続ければ、それが身につき、恩恵は大きい。
私は頭が良い方でないので、C言語をマスターする時、毎日、夜中の2~3時まで数ヶ月練習してやっと出来るようになった。
しかし、そのおかげで、他のプログラミング言語は、比較的容易く覚えられた。
ExcelやAccessのVBA言語をマスターするのも、ゼロからのスタートなら、やはり時間がかかり、根気を要する。しかし、昔と違い、今は習得し易いはずだ。

だが、根気を持って続けることは、苦しい面は確かにあるが、本当は楽しいことなのである。
少しの努力を短期間するだけで出来ることばかりをやっていたら、そんな真の楽しさを味わうことが出来ない。
10年間歌い続けてきた初音ミクさんの歌声に励まされ、私は何年も、毎晩欠かさずヒンズースクワットと腕立て伏せを続けているが、無欲で淡々とやっているためか、肉体の波動が変わってきた様子である。








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