TM(超越瞑想)を普及させたインドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギは著書で、「積極思考に価値はない。せいぜい、消極よりましな程度」といったことを書いていて、私は長くこれを信じていた。
つまり、洗脳だ。
マヘーシュ・ヨーギは、富裕層を消極にすることで思想支配し、莫大な収益を上げたのではないかというのが、私の考え方だ。
自ら大富豪で、超贅沢な暮らしをし、大学や様々な施設を作り、権威を高めた。
このあたりは、同じインドの宗教家サイババと共通していると思う。
TMに関しては、私は自分で習いに行った時、あくまで私の感覚であるが、いかにも「嘘くさい」雰囲気を感じていたし、人間の価値は必ずしも表に現れないにしろ、TM教師達が優れた人間であるようには見えず、押し付けがましく、論理的でもなかった。
そもそも、TMの理論についてTM教師に尋ねると、「深いものなので、理解したければTM教師のコースを取るしかない」と言われたものだ。
その他の説明は、支離滅裂と感じた。
その後、TMの嘘はばれているような気がする。
詳細は述べないが、私が今すぐでもTM教師をやれるだろう(やらないが)。

人間は、積極的でなければならない。
もちろん、闇雲に前に突き進めば良いというものではない。
それでも、積極的で情熱的でなければならない。
妄想的なプラス思考をしろと言うのではない。
内なる声に従い、挑戦し、不屈の闘志を発揮して粘り、失敗の中にも成功をすることで(1勝14敗かもしれないが)、少しずつでも力をつけ、それに伴って自信を獲得するしかない。

そして、そのためには、「自分の力によらずに満たされてはならない」ことが大原則である。
子供には厳しくし過ぎてもいけないかもしれないが、あまり甘やかさない方が、その子のためだ。
過度に甘やかしたら、その子は終わりである。
優れた気質を持った、根性のある子なら、少々、厳し過ぎても良いかもしれないが、やはり、負担が重くなり過ぎないように注意しなければならない。
私は、甘やかされて育って、すっかり駄目になっていたが、フルコミッション(完全歩合制)セールスという違法な厳しい労働(最低賃金も支払われなかった)に2年従事したことで、少しはマシになった。
長嶋一茂さんがテレビで、自分が甘やかされて育ったことの弊害を述べていたような覚えがあるが、彼はプロ野球という厳しい世界で、大きな成功はしないながら磨かれて、欠点は残っているだろうが、美点も育てることが出来たのだと思う。
普通、あれほどの育ち方をすれば、全く駄目になっていただろうから、凄いことであると思う。

子供は甘やかさないこと。
自分は王子様やお姫様だと思わせないこと。
親が子供に媚びないこと。
そんなことが最低限必要だ。
不幸にも、自分が王子様やお姫様だと思ったまま大人になってしまったら、厳しい環境に身を置き、現実を思い知ることから始めなければならない。
それは辛いことであるが、「親が悪い」と言っている暇はない。
そして、苦しさを、特技を身に付けるエネルギーに変えなければならない。
苦しさ、辛さから逃れるには、人に出来ないことが出来るようになるしかない。
それしかないと痛感出来るなら、案外エゴママに育てられるのも悪くはないかもしれない。

積極的思考の世界的ベストセラーは、サミュエル・スマイルズの『自助論』と、ノーマン・ヴィンセント・ピールの『積極的考え方の力』であると思う。
ただ、後者はキリスト教が根本になっている。まあ、そのことが、それほど差し障りになるとは思えないが。
個人的には、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンが良いと思う。
しかし、本を読むだけでは、どうにもならない。
憧れと情熱を行動に移さなければならない。
だが、それは、人生で最も楽しいことである。
いや、それが出来ない人生は地獄であろう。
スタート時点では、自分の価値はゼロである。
価値は誰も与えてくれないが、自分の手でいくらでも得られる。
そして、人間の価値は、ある程度の範囲までは、収入とほぼ正確に一致する。
ある程度の収入がないなら、それが得られるよう、まずは全力を注ぐ必要がある。
そのために最も良い方法は、人に出来ないことが出来るようになることだ。
それは他者の役に立つことである必要がある。役に立てる人が多いほど高収入なのである。









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