注目されていた若手プロスポーツ選手が、いつしか消えていて、後で聞いたら、その有望だった元スポーツ選手が「なんとなく、やる気がなくなって」などと言うことがある。
プロスポーツのような厳しい世界では、情熱を持っていないと務まらないのは想像出来る。
一方、サッカーの三浦知良さんや、野球のイチローさんらは、いくつになっても情熱を持っていられるのだろう。

まあ、上で述べたことは当たり前のことなのだが、多くの人々は、情熱がなくてもやっていられる仕事をしているのである。
だから、情熱がないことが前提のようなサラリーマンとして、会社の中で出来るだけ楽しく、あるいは、出来るだけ気楽で嫌な想いをせずに過ごす方法を説く人なんてのもいて、それが案外人気があったりする。
しかし、誰か有名な人が、「幸せとは夢中になることである」と言ったように、情熱がないことは不幸なことであるかもしれないので、仕事に情熱を持てないなら、趣味でフィーバーするのだろうが、さあ、それで良いのだろうか?
そこで、異なる意見が出てくる。
「好きなことを仕事にしろ」
という意見と、
「お金を稼いで好きなことをしろ」
という意見である。
だが、後者は詐欺っぽい。
その人は、「俺は金をたっぷり稼いで、その金で好きなことをしている」と言うが、本当は楽しく・・・つまり、好きなことをして金を稼いでいるのだから。

最近、ディスコが何十年振りかで人気が出てきている(いつの時代も、ある程度の人気はあったと思うが)らしい。
昔、ディスコを舞台にした、ジョン・トラボルタ主演の『サタデー・ナイト・フィーバー』という映画があったが、トラボルタ演じる、トニーという名の19歳の青年は、ペンキ屋で働く毎日にうんざりし、自分らしくなれるのは、土曜の夜にディスコに行って踊る時だけというものだったと思う。
尚、当時は、週休1日の時代だったと思う(信じられないなあ)。
ちゃらんぽらんな性格のトニーだったが、好きなダンスでプロになる決意をするのは、ある女性を好きになったことがきっかけで、まさに、「女は男を勇者にする」である。
そして、トニーが大きなチャンスを掴むのは6年後だが、その間、トニーは、皿洗いなどで生活しながら、地道な努力は続けたのである。

邱永漢は、「女に食わしてもらうのも才能」と言っていたが、それで成功した人は滅多にいないし、そもそも、女に食わしてもらえる才能が誰にある?
トニーのように、自分の力で生活しながら、根気強く努力を続け、チャンスを掴むのが成功の鉄則だろう。
自分で生活しないと、「ここから抜け出したい」というモチベーションが湧かない。
まあ、「早くヒモをやめたい」というのも、良いモチベーションになるかもしれないがね(笑)。
そして、初音ミクさんのお父さんの伊藤博之さん(クリプトン・フューチャー・メディア社長)が講演で言われていたが、「好きなことを続ければセレンディピティ(幸運を掴む能力)が起こる。ただし、好きなことをやる仕組みは自分で作れよ」ということなのである。
単に、親にピアノを習わせてもらっているだけではピアニストにはなれない。

もっとも、トニーとは違い、6年どころか、60年努力して、結局駄目なままあの世行き(悲惨だなあ)ということになるかもしれないし、実際は、そっちの方が圧倒的なのだろう。
それなら、最初から努力なんてしない方が良いという考え方も、確かにあるのかもしれない。
でもね、最後まで成功しない人なんて、やっぱり、何かが足りなかったのだ。
なぜなら、人間本来の能力は、それをやれないほど低くはないからである。
何か間違っていた、やっぱり甘かった・・・と気付けば、人生は変わるはずである。
簡単な話、成功には代償があり、それは先払いなのであるが、大抵の人は、十分に払わないのである。
ダンサーになるには、ケーキを食べてはいけないという代償があるが、それを「つい、たまに」払わずにいれば、やっぱり駄目なのである。
そして、ケーキを食べるより好き、あるいは、三度のメシより好き・・・それが情熱である。
ビル・ゲイツは、チーズバーガーが大好きだが、若い時でさえ、誰かが買って持ってきてくれなければ、昼食にそれを食べることもなかったそうだ。









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