プログラマーと言えば、プログラミング言語でプログラムを書く人のことで、プログラミングと言えば、プログラミング言語でプログラムを書くことだと思われているだろう。
もちろん、それはそれで正しい。
ところが、私は、何年間か、プログラムを書かないプログラマーをやっていて、そのおかげで「メシが食えるプログラマー」になれたのだ。
こう言うと、ちょっとシステム開発について知っている人なら、
「ああ、それはシステムエンジニアをやっていたってことでしょ?プログラマーとは違うのでは?」
と言うかもしれない。

ところで、NLP(神経言語プログラミング)という、心理療法の技術がある。
これも、別に何かの言語でプログラムを書く訳ではなく、心を治療する基本テクニックがあって、それを、個々の人に適応させるのである。
個々の人に適応させる際に、独自の手順を作るのだが、基本的な技術は決まったものを使うのである。
要は、プログラムとは個々の手順であり、「デザイン」という言い方が適切かもしれない。
コンサートなどのイベントでも、その具体的な内容のことをプログラムと言うが、これも、コンサートの具体的な中身のデザインのことである。

つまり、コンピューターが実行する処理内容をデザインすることがプログラムなのであり、そのためにプログラムを書く場合が多いというだけのことだ。
私はある時期、dbMAGIC(今のMAGIC)というシステム開発ツールを使っていたのであるが、これは、プログラム言語でプログラムを書かずに、処理のデザインを作ることが出来るものだ。
そして、その本質は、「画面や帳票をデザインする」「データベースをデザインする」「処理内容をデザインする」の3つなのであるが、重要なことは、「データをデザインし、そのデータを自由自在に処理することが出来る」ことだ。
私は、プログラム言語でプログラムを書くという面倒なことに煩わされずに、データ処理だけに集中出来た。
そして、データ処理に通じる・・・つまり、達人になることが、ビジネス分野、業務処理分野で、楽々メシが食えるプログラマーになる秘訣なのである。

DOA(データ中心アプローチ)という、システム開発分野の用語があるが、ビジネスシステムで最も重要なものはこれである。
ところが、DOAを語る時、すぐにER図だのエンティティだのといった専門用語を持ち出して混乱させる連中がいるが、要は、ちゃんとデータベース設計が出来れば良いのであり、私はそのために、ERだの、エンティティだのといった言葉を使ったことなどない。
システム開発では、なぜかOOP(オブジェクト指向プログラミング)の方が有名になってしまったが、それはもっと「さらりと」使えば良いのではないかと思う。そりゃ、今は誰でもそれを使うが、その技術的詳細を知る必要がある人は、ごく一部である。
それよりも、普通のプログラマーにとって重要なことは、DOAなのである。
ところが、DOAとOOPをごっちゃにする人が多く、Webでも、DOAで検索すると、そんな勘違い野郎のサイトが上位に出てくるから困る。
OOPは、確かに、手順とデータをカプセル化する技術だが、そのデータと、データベースのデータは全く意味が違う。
OOPは、いまや空気のようなもので、JavaやRubyを使えば、「自然に使ってしまう」ものであり、特に意識しなくても良いのではと思う。
それよりもDOAだ、データベース処理だ。
それを今、最も簡単に出来るのは、マイクロソフトAccessである。
この「簡単に出来る」ということが肝心である。
しかも、私がDOAを磨いた高価なMAGICとAccessは変わらない。
両者の違いは、圧倒的な値段の違いである(MAGICは高価だ)。
もちろん、細かには、値段が違うだけのことはあるのだが、DOAを習得するという意味においては全く変わらないし、私くらいになると、MAGICは、デスクトップアプリに加えて、Webアプリとタブレットアプリも作れるが、Accessはデスクトップアプリしか作れないという違い以外、何も違いを感じない。
そして、MAGICのWebアプリとタブレットアプリはあまり良くないように思うのだが、まあ、作れるのは良いことだ。
しかし、事務員や研究者が、早く簡単にデータ処理をしたい時に、いちいちWebアプリやタブレットアプリを作らないように、素早く作れ、素早く改造出来るデスクトップアプリが必要でなくなることは決してない。
それが出来ないことが、Googleがこの分野で弱い所であり、それが出来ることが、今後も、マイクロソフトが重要である理由である。
だから、マイクロソフトは、もっとAccessのサポートを真面目にやった方が良い。









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