正直に言えば、人間が鍛えられ、力を得るために、第一に必要なものは職業能力である。
これなくして、人が強くなったり、賢くなったりすることは決してない。
人は、生活の糧を得るために働くことで、賢くなり、強くなるのである。
あまりに当たり前であるが、この根本原則を外れてしまう人が多くなってきてしまった。
だから、今の世の中は、あまりに馬鹿が多いのである。
そして、学歴の高い馬鹿、本の知識は豊富な馬鹿が増えている。

職業の能力もないのに、宗教的な修行をしたり、聖典を読んでも「何の意味もない」。
別にニートが悪い訳ではないが、働かない限り(あるいは働いている人のサポートをしない限り)、人間としての価値が得られないのは確かである。
失業した中年が、企業の採用面接や、職業斡旋サービスなどで、「何が出来ますか?」と聞かれ、「部長が出来ます」と言ったとしても、その人は部長なんかは絶対に出来ない人である。
早い話が、部長が出来ないから失業したのだし、失業の理由が会社の倒産なら、社長が出来ない社長、役員が出来ない役員、部長が出来ない部長、課長が出来ない課長が多かったから倒産したのであり、自分もその1人だったというだけのことだ。

プロ野球選手の職業的能力の優劣について、「メシが食えるピッチング」「メシが食えるバッティング」という言い方は、とても適切と思う。
そして、「メシが食えるピッチング」が出来る投手は自信に満ちていて、自信があるからこそ、野球を楽しめる。
「メシが食えるバッティング」が出来ない野手は、自信がなく、野球が楽しくなく、そのまま猶予期間(新人なら入団から数年)が経過すればクビになって、本当にメシが食えなくなる。
会社では、本当は「メシの食えない営業マン」や「メシの食えない事務員」でも、会社に余裕があるうちは置いてもらえるが、やっぱり、自信がないし、仕事が面白くないものだ。
そして、今の会社は、「自分の力でメシの食えない社員」の中でも程度が低い者まで置いている余裕はないことが多いはずだ。

聖なる知恵や、高次の法則を探求するのは、あくまで、十分な職業能力を得てからだ。
そこで、私は、プログラミングの習得をお奨めするのである。
これからの世の中、高度にプログラミングが出来れば、わりと高確率で「食っていける」。
だが、「メシの食えるプログラミング」が出来なければならない。
技術者的プログラマーを目指すなら、OS、Web OS、ネットワークなどの広範囲な知識と経験を持ち、C言語を起源とするいくつかのプログラミング言語を習得する必要があるが、ビジネスやビジネス管理で有能な人材になるなら、ExcelやAccessの上で使うVBA(ビジュアル・ベーシック・フォー・アプリケーション)をお奨めしている。
前者のプログラマーになるなら私のアドバイスなど不要であろうが、そうでない大多数の事務的職業に従事している人、あるいは、営業や販売、サービスを業務としている人に、是非ともプログラミングを習得して欲しいものである。
また、今後は、AI(人工知能)分野の非技術系プログラマーも多数必要になるが、それに備えてPython(パイソン)という、習得し易いプログラミング言語を習得することもお奨めする。また、Pythonはかなりの万能言語であり、今後有望である。
むしろ、専門プログラマーでない方が面白いと思うのだ。
そして、ExcelやAccess自体、あるいは、それらの互換ソフトで、VBA(およびその互換言語)以外に、このPythonやJavaScriptが使えるようになると思う。実際、LibreOffice(マイクロソフトオフィス互換のオープンソースソフト)やGoogleスプレッドシート(無償のWeb版スプレッドシート)は、そうなっている。とはいえ、まだまだ、マイクロソフトオフィス(Excel、Accessはその一部)とVBAが主流で、機能も充実している。

昔から、プログラマー(あるはシステムエンジニア)35歳定年説なんてものがあるが、他人が使うシステムを作る仕事の場合、そうなる傾向は確かにあると思う。
ドワンゴでニコニコ動画の開発・拡張のプログラミングをするのだって、ユーザーとの一体感があった時代は面白かったと思うが、今は、ユーザーの要求を満たすためだけの、自分とはあまり関わりがない仕事になっているのではないかと思う。そんなプログラミングは面白くなく、35歳くらいで辞めたくなるかもしれない。
一方、小規模でも、ExcelやAccessで、自分の周囲の業務の効率改善をするプログラミングは面白いし、ユーザー企業と一体になってそれを行う一級のプログラマーやコンサルタントだっている。
私もその1人である。ただ、そこまでなるには、ネットワークや高機能データベースの知識や技能が必要になるが、VBAをマスターすれば、意識次第で、そんな方向への道は開かれる。
なんとか、1人でも多くの人がプログラミングに取り組み、確固たる職業能力を得て欲しいと思う。









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