先月(2017年11月)の17日、大阪のフェスティバルホールで公演された「初音ミクシンフォニー2017」に行くために、自宅を出て駅に向かって歩いていた時のことだ。
駅までは1.6kmで、その半分くらいまで来たところで、不意に、バッグに財布を入れていないことに気付いた。
別にバッグの中を見た訳ではないが、入れた覚えがなかったからである。
それで入っていたら、健忘症を疑うところであるが(その方が良かったが)、やはり入っていなかった。
別にお金が必要な予定はないが、万一の時、10円もないというのも何なので、やはり家に引き返した。
コンサートに行く時には、チケットを忘れていないかは、しつこくチェックするが、他のことで何か1つくらいは忘れることがあるものだ。
しかし、財布とはなかなか大物だ。
フェスティバルホールに着くあたりで喉が渇いたが、適度な喫茶店もなかったし、会場でちょっと喉を潤すのに飲み物を持っていた方が良いと思い、コンビニでペットボトルのレモンティーを買った。
フェスティバルホール近くでコンビニを見つけるのに苦労したが、その近くの地下にあった(洒落…でもないか)。
外は寒いのに、フェスティバルホールの中はかなり暑かったので、やはり飲み物を買っておいて良かった。

で、ポイントは、1.6kmもの駅への道の半分を引き返しても、時間には余裕で間に合ったことである。
私は、いつも、緊急事態はあるものと考え、時間には余裕を持つことにしている。
よって、約束の時間に遅れたり、準備不足になるということは全くない。
待ち合わせでは、少なくとも20分前には到着するのが普通であるが、約束の時間を10分も過ぎてから、相手から、「今、○○にいる。後10分はかかると思う」という電話があったりする。
そんな時、私は穏かな声で「いいよ。全然構わないから、慌てずに来たまえ」と言って、「嗚呼、俺って何て人格者なんだ!」と自己満足するのである(笑)。

そうだ、人生は予期せぬことが起こる。
漫画『カードキャプターさくら』で、エリオルがスピネルにこう言う場面がある。
「スピネル。人生で一番楽しいことは何か知ってるかね?」
「何ですか?エリオル」
「予想しないことが起こることさ」

思わぬ幸運とは、予期しないものだ。
願いが叶う時には、全く予想しないことが起こる。
最近の私は、つかの間の空想の中ですら、予期せぬ展開が起こって楽しむことが多い。
だが、普通の人は、思いもかけないことが起こることを嫌がる。
それで、予期せぬ幸運が訪れ難いのだ。
私なんて、そりゃもう、超可愛い女の子が、私の前で、バシバシ財布を落とす(笑)。
いや、別に、それで儲けるというのではもちろんなく、出会いときっかけであるww

予期せぬ悪いことなんてない。
予期しないことでさえあれば、皆、良いことなのだ。
予期せぬことが起こるのを許すのだ。
すると、嬉しいハプニングだらけになる。
「思いもかけない良いことが起こる」
そう呪文のように唱えることだ。
いや、これを呪文と言うのだが。
これが、セレンディピティを起こすコツである。








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