本当に願いを叶えることが出来る成功のノウハウは、アメリカの作家マイク・ハーナッキーの「秘訣」だけなのだが、それが忘れられてしまったのはなぜかというと、ハーナッキーは、これで商売するつもりがなかったからだろう。
そりゃそうだ。
願いを叶える秘法を知ってるなら、いったんそれを世界中に教えたら、自分は自分で好きなことをやれば良いのだから。
引き寄せの法則やザ・シークレットは、それが本当に願いを叶えるかどうかが重要なのではなく、これらの作者のビジネスなのであり、彼らは最新のマーケティング手法を使ってうまくビジネスをやっているから、いつまでも有名なのである。

ザ・シークレットのようなビジネスとしての成功法則と、ハーナッキーの「秘訣」との違いを述べてみよう。
たとえば、今は安い車に乗っているが、ベンツが欲しいとしよう。
ザ・シークレットや類似の成功法則では、自分がベンツに乗っている様子をイメージし、ベンツの座席、ベンツのハンドルの感触をありありと想像せよと言う。
今は、Webでベンツの詳細画像をいつでも得られるので、そんなことは容易いし、さらに、ベンツに試乗すればもっと良いということになるだろう。
まあ、普通は、貧乏な人間が恥ずかしくてベンツの試乗なんか申込まないだろうが、さっきも述べた通り、ベンツの外観や運転席の鮮明な画像は手に入るので、分からない部分は想像力で補えば、十分にイメージは出来ると思う。
脳科学の教えによれば、脳は、鮮明な想像と現実の区別がつかないので、その鮮明な映像がやがて現実になるというのが、ザ・シークレット等の主張だ。
しかし、事実は、脳は確かに、想像と現実の区別がつかないので、想像でベンツに乗れば、「我、目標達成したり」と感じて満足してしまい、ベンツが欲しいという意欲がなくなってしまう・・・というのは、多くの人が経験済みではないだろうか。
つまり、イメージすることを、数日・・・長く持っても数週間で、やる気が全くなくなり、イメージするのが苦痛になる。
なまじ、何ヶ月もやれば、いつまでもベンツに乗れないので、ヤケクソになる・・・ならまだマシで、「俺にはやっぱり無理なのだ」という暗い劣等感にとり憑かれてしまう。
では、ハーナッキーの「秘訣」ではどうか?
ベンツに乗るために必要なことは全て自発的に行うという決意をするのである。
するともう、すぐに、「それほどベンツに乗りたい訳ではなかった」と気付く。
つまり、それは本当の願いでないことが分かる訳で、もっとやりがいのある目標を見つければ良いことが分かるのである。

「秘訣」を知った場合でも、「隣の美人の奥さんと不倫したい」とか、「あの可愛い新入社員と寝たい」、あるいは「イケメンの彼の彼女になりたい」とかいった願望を持ち、それを実現しようと思うかもしれない。
しかし、そのために何でもやろうなんて思うはずがなく、そんなことを本当に思えるなら、あまりに暇か、人間的に未熟過ぎるのだろう。
そんな者は、女(あるいは男)が欲しいという以前に、自分の生活や仕事がさっぱりに違いないのだ。
ハーナッキーの秘訣は大人のためのものである。

ハーナッキーの「成功の扉」の古書もそろそろ入手し難くなってきた。
しかし、別に本を読むまでもなく、単に、「断固としてやる」と決意するだけだ。
『灼眼のシャナ』で、坂井悠二が言った「出来る出来ぬではない。断固としてやる」や、その悠二が迷っている時に、悠二にシャナが言った「出来る出来ないじゃないの!やるの!」ということであり、それに関しては、アニメのイメージは有り難いものであると思う。
そして、ハーナッキーも述べた通り、「秘訣」は無料なのである。









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