「初音ミクシンフォニー」は、オーケストラ(管弦楽団)演奏のコンサートだが、案内に、「ドレスコードはありませんので、普段着でお越し下さい」と書かれてあった。
ドレスコードとは、「服装の規定」のことで、クラシックコンサートや高級レストラン、あるいは、それなりの場所でのパーティーによくあるもので、簡単には、「上着をお召し下さい」とか、「男性はネクタイを着用下さい」とかいったものである。
シリコンバレーの有名事業家が、イギリスの一流ホテルで、プーマのスニーカーを履いていたら追い出されたという話を見たことがある。
多くの場合、ドレスコードといったところで、どちからというと、「お高くとまっている」というよりは、「常識のない見苦しい格好で、他のお客様に不快感を与えないで欲しい」といったものが多いのだとは思う。
だが、スニーカーくらい、よほど汚いもの以外はいいじゃないかと思う。
アップルやGoogle、マイクロソフトのCEOも、今やプレゼンの時は、必ずスニーカーである。

「初音ミクシンフォニー」では、若い人は若い人なりに、皆、ちゃんとした服装をしていたし、少ないが、正装で来ている人もいた。
男の正装は、よほど気品ある人でなければサラリーマンにしか見えないが、女性の正装は、なかなか良いものだ。
正装とは程遠いとしても、高校生以下の女の子はスカートの人が多かったのは、やはり、彼女達なりに、ちゃんとした格好を心掛けたのだと思う。
私の服装は、私の好きな格好である、真っ白なオックスフォードシャツとグレイのテーラード(まあ、ちゃんとしたといった意味)ジャケットだが、下はエドウィンの黒のジーンズとニューバランスのスニーカーだった。
ただ、エドウィンのジーンズはリーバイスと違い、綺麗で上品だし、ニューバランスのスニーカーも黒の綺麗なものを選んだ。
まあ、なかなかお洒落と思う(笑)。

でも、「ドレスコードはありません」という言い方自体、ちょっとキツくないかなあと思う。
ある程度の年齢の人なら良いが、ミクさんのコンサートに一番行くべき、小学生から高校生の女の子には威圧感を感じることもあるのではないか?
まあ、意味が分からないとして、最初からスルーする子も多いだろうが、真面目な子だっているのだ。
それに、本当にオーケストラ演奏が根付いている国ってのは、買い物のついでに、野菜持ったおばさんがコンサート会場に来るのも普通らしい。
それに、演奏者も陽気で明るいそうだ。
あるウィーンヒルの演奏者が、「日本ではいかめしい顔で演奏しなくちゃいけないって聞いたけど」などと言っていたという話もある。本当なら、恥ずかしい話だ。
「初音ミクシンフォニー2017」も、「イーハトーヴ交響曲」や「ドクター・コッペリウス」も、ほとんどの演奏者が、不機嫌で険しい顔をしていたが、あれでは人々に好かれない。
特に、このインターネット時代では、人々に好感を持たれることは非常に大切なのだ。もちろん、媚びへつらうという意味ではなく、余計なイズムを持ち込まず、当たり前に、そして、公平にやるってことだけなのだ。それが出来ないから、日本のオーケストラは国民にすら全然人気がないのだ。
逆に、クリプトン・フューチャー・メディアは、初音ミクさんを、誰にもオープンにフラット(平等)にしたから、本来の技術力やセンス、それに、ミクさんの可愛らしさと相まって人気爆発し、それは世界に広がったのである。
クラシック界も、タラ・ハントの『ツイッターノミクス』を読んで勉強しないといけない。

大阪の「初音ミクシンフォニー2017」では、初音ミクさんとデッドボールPさんの野球拳勝負の余興があった。
本体はそんな意味はないのだが、野球拳とは、一般認識では、じゃんけんで負けた方が服を1枚ずつ脱がないといけない。
デッドボールPさん曰く、「初音ミクの下着の謎を解く」。
結果は、ミクさんの全勝で、デッドボールPさんがパンツまで脱いだが(見たくねー。実際見えないようにしていたが)、まあ、お約束だ。
それに、ミクさんの下着の秘密はもう明かされている。
ミクさんの人気が出始めた頃、クリプトン・フューチャー・メディアに、ミクさんのパンツの色は何色かという問い合わせがあったらしい。
真面目な伊藤博之社長は会議を開いて真剣に討議したようだが、結局、「あなたが決めて」ということになったのだと思う。


望んで 願って もっともっと求めて
なんでもなれるの キミの思い通り
着せかえて 変身させて もうどうにでもして
ついでに抱きしめて!
~『Baby Maniacs』(作詞:q*Left、作曲・編曲:八王子P、歌唱:初音ミク)より~


ミクさんの設定は、16歳で身長158cm、体重42kgくらいのもので、後は、KEIさんの最初のイラストの通り以外に何もない。
後は、どんなパンツをはこうが「キミの思う通り」である。
クリプトンが、ミクさんのパンツの色を全く決めなかったことが、ミクさんを皆のものにしたのだろう。
それに、私のようなスケベにさえ、ミクさんというのは、パンツの色なんて全く考えさせない人である。透明なんだなあと思う。

「マジカルミライ2017」では、ミクさんのイラストの主役はiXimaさんに移ったような雰囲気もあったが、「初音ミクシンフォニー2017」のKEIさんのミクさん画は絶品であった。
私もプジョーを買って痛車にする際、KEIさんの絵にするかiXimaさんの絵にするかで悩むだろうが、半分ずつというのもありかと思う。あるいは、いろんなイラストレーターさんの絵を総動員するとか・・・









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