私は、会社の集会等、大勢の人が集まる場所では、生臭い息がたまらず、気分が悪くなることがある。
なぜ口臭がするかというと、まず、肉類や化学調味料など、腐敗するものを食べているからである。
そして、お喋りをしているからというのもあるが、口で呼吸してるからだ。
鼻で呼吸しているなら、たとえニラやニンニクを食べていても、臭わないものだと思う。
マスクをしても、口呼吸すれば口臭はするし、考えてみれば、鼻呼吸するならマスクは不要だ。鼻自体に除菌等、息をフィルタリングする働きがあるからだ。
そもそも、鼻の高度な機能に比べ、マスク程度の働きは極めて貧弱に違いない。

口呼吸をやめ、鼻呼吸にすることで健康になるのは明らかと思う。
また、鼻呼吸をすることで、心肺能力や筋力、筋持久力も高まるし、捻挫などの怪我もなくなる。
口呼吸は、空気を取り込んだり吐き出したりする量が多過ぎ、結果として、酸素が血液から臓器や筋肉、あるいは、脳に十分に供給されないからだ。
スポーツで試合中に口で呼吸をすると疲れるのはそのためである。
少々、息苦しい方が、頭や身体に良いのである。

鼻呼吸は、身体もだが、酸素を大量に消費する脳のために有効だ。
呼吸法で、「お腹いっぱいに息を吸って」「完全に吐いて」などということをやらせるものがあるが、あれは、脳にも身体にも、十分な酸素を送り込めない呼吸である。
少ない呼吸によって、体内に二酸化炭素を十分に作らないと、酸素は脳や筋肉に十分に供給されない。
だから、昔から、アメリカの有名な教育学者ウィン・ウェンガーらは、水に潜ったり、マスキングといって、ビニール袋で口と鼻を被い、吐き出した息を吸って、体内の二酸化炭素濃度を上げることで、脳を活性化させるという方法で成果を上げたのである。
もっとも、ウェンガーは、二酸化炭素濃度を上げることで、血液が脳に大量に供給されるから頭が良くなると考えたようだが、新しい研究では、血液にいくら多くの酸素があっても、二酸化炭素が少ないと、赤血球(の中のヘモグロビン)が酸素を手放さないので、酸素が供給されないというのが本当の理由だと分かっているようだ。

いまや、科学的根拠により、鼻呼吸することで、身体や脳の機能が向上することが分かっている。
身体や脳の機能が向上すれば、能力が上がり、心も落ち着いて、自ずと、心の性質も改善するだろうから、結果、ほとんどの問題は解決される。

以上のような情報は、今では、書籍でもWebでも、多く得られるようになっている。
尼子経久(あまごつねひさ。戦国時代の大名)は、「策多ければ勝ち、少なければ負ける」と言い、水野南北(江戸時代の観相家)は、「食少なければ幸運、多ければ悲運」と言ったが、それらに勝る真理が、「呼吸少なければ勝ち、呼吸多ければ負ける」だ。
鼻呼吸は口呼吸より、ずっと呼吸が少ない。
今では多くの人が口呼吸を多用しているので、常に鼻呼吸をすれば、それだけで人に抜きん出る。
さらに・・・
静かな呼吸をすればするほど能力は向上し、それは、物質次元に留まらず、非物質次元(霊的次元や神的次元と言われるもの)にまで達する。
そうなれば、現象世界(物質世界)の創造に参加するのであるから、運命の支配者になり、無敵に近付くのである。
ただ、呼吸を静かにするだけで良く、さらに、微かな呼吸を得れば、もはや、神仙のようなもの、マスターであると言えるのである。









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