エア自転車漕ぎ、あるいは、空中自転車漕ぎという運動を、誰でも一度はやったことがあると思う。
仰向けの状態から、手で腰を支えながら、足を高く上げ(肩と、肘から上の上腕のみ床に付いている)、脚を自転車を漕ぐように動かす運動である。
中年以上のダイエット運動に丁度良いと言われていると思う。
ところが、この運動を、あの大空手家、大山倍達氏が著書で勧めておられたのである。
どの本だったかは覚えていないが、大山氏は、この空中自転車漕ぎ、スクワット、回し蹴りの3つを、合わせて1日5分もやれば、素人相手なら、一発で倒せるようになると「この大山が保証する」と書かれていたと思う。
尚、回し蹴りは、脚の付け根が痛くなるほど、なるべく高い位置を蹴るようということだった。
どう考えても、素人が実戦で高空回し蹴りはやめた方が良いとは思うが、運動としては良いということなのだろう。
尚、なぜ実戦で高空回し蹴りは駄目かというと、股の硬い素人の脚が高く上がったりしないし、もし、上がったとしても、威力がないし、あればあったで、自分の足の甲や向こう脛を痛めるだけだ。
それに、特に相手が複数なら、実戦で、蹴り・・・それも高空蹴りなんかやると、簡単に倒されてしまい、喧嘩で地面に倒されたら一貫の終わりだ。
そもそも、相手が複数なら、走り回るのに必死で、足技なんかやってる余裕はないだろう。

要は、素人が戦わなくてはならない場所なんかに近付かず、戦わなければならない状況を作らないことだ。
いまどき、この日本では、よほどのことがなければ・・・普通は、よほどの馬鹿でない限り、身体で戦うハメになどなったりはしない。
電車の中等で諍(いさか)いが起こることくらいはあるが、それで本当に暴力に訴えたら、今の時代、手を出した方は社会的に終わりである。
特殊警防やクボタンのような護身具を持てば良いなどと言う者もいるが、そんなものの携帯が法的にどうかは置いておいても、武器なんて、持ってる方がよほど危ない。
とはいえ、世の中には、常識の通用しない、「おかしな」人間はいくらでもいる。
そんな人間が凶悪に攻撃してくることもないとは限らない。
そんな馬鹿げた人間が、身体を鍛えていたり、格闘技をやってたりもする。
古代ギリシャの詩人ユリアヌスが「健全な身体に健全な精神が宿る」と言ったことになっているが、実際は、ユリアヌスは、身体だけ立派で精神が幼稚なスポーツ選手を見て、
「健全な身体に健全な精神が宿るよう願いたい」
と言ったのである。
いまだ、スポーツをやっていると心も良くなると思っている人も多いと思うが、はっきり言って、それは馬鹿である。
電車の中で、いかにもスポーツ選手といった雰囲気の学生が、我が物顔で騒ぎながら飲み食いする様子なんて、いくらでも見られる。
むしろ、スポーツ選手のマナーが良いというのは、ごく一部の、名のある選手の場合だけと思った方が良いと思う。
無論、無名でも立派なスポーツ選手はいるだろうが、そうでない方が多過ぎるし、根本的に、「スポーツをやってることと人間性の高さは全く無関係」と言って絶対に間違いないだろう。

だが、武道やスポーツで、静かな呼吸をしているなら、心は確実に磨かれる。
呼吸と心の関係は、それほど強いのである。
人間性の崩れた愚かなスポーツ選手や武道選手は、呼吸が荒い。
呼吸が荒い原因は、口で呼吸するからだ。
本当は、武道の訓練では、鼻で呼吸し、呼吸を整えることを教えるはずが、今はそうではないのかもしれない。
口で呼吸すると、自ずと呼吸は荒くなるが、そんな者は、スポーツや武道であまり強くはならない。
むしろ、鼻で静かな呼吸をしながら、自分で運動をしている者の方が、スポーツや武道をやっている者よりずっと身体の機能が高いはずだ。
そして、呼吸が微かというほど静かであれば、どんな場合にも優れた人間である。
武道の本当の目的というのは、修行を通じて、呼吸を微かにすることなのだと思う。
武道の達人は、どれほど側にいても、呼吸をしていることを感じさせない。
真の達人であれば、もはや、弓や刀を持たなくても無敵である。
呼吸が微かであるからである。

まあ、よろしければ、海の中の初音ミクさんを見て下さい。呼吸はしてないでしょうから(笑)。
◆【初音ミク】ウミユリ海底譚【Project DIVA X HD】 - YouTube -
◆初音ミク -Project DIVA- Arcade 「深海少女」 PV (深海少女) - YouTube -









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