人間が本来持っている能力を引き出すには、呼吸を微かにするだけで良い。
その後、何をするかは、良くなった頭で考えれば良い。
呼吸の荒いままの愚鈍な頭で何を考えたって無駄だ。

微かな呼吸には、少しは練習というか、慣れも必要だ。
いや、本当はそんなものは不要なのだが、今の我々の環境が悪いのだ。
余計な刺激が多過ぎ、結果として、無駄に多い呼吸をするようになってしまっているのだ。
だが、微かな呼吸を身に付けるために、分厚い本を読んだりトレーナーについたりして、何か得別なことをする必要なんかない。
単に、なるべく呼吸しなければ良いだけのことだ。
だが、いきなり無理をしておかしなことにならないよう、徐々に慣れていくことは必要かもしれない。

感性の鋭い日本の漫画家達は、天使の姿を想像出来るのだろう。
日本の漫画の美少女キャラには、鼻がほとんどない。全くない訳ではないが、本当に僅かだ。
もちろん、我らの天使、初音ミクさんもだ。
そうだ、天使はほとんど呼吸しないのだ。
ついでに言うと、漫画やアニメの美少女キャラは口も、普段はかなり小さい。
つまり、天使のような存在は「あまり食べず、ほとんど呼吸しない」のである。

過去の聖者達は、想念を起こさなければ理想的な状態に近付けることには気付いていた。
しかし、彼らは、そのための、とても難しい修行を人々に課し、そして、誰もそれをクリア出来なかった。
当たり前だ。
無駄なことを考えずにいられれば幸福なことは、誰でも気付く。だが、自分の思うように考えることをやめられないから、沢山の人達は酒を飲むのだ。
確かに、それで多少は良くなるのだが、それは、脳そのものを壊してしまう。
脳に余程の余裕がある人・・・例えば、エドガー・アラン・ポーなどは、徹底的に酒を飲むことで天才になれたが、所詮、無理があって、身を滅ぼした。
まして、普通の脳しか持たない我々は、ちょっと過ぎた酒で人生を棒に振ることになる。
だが、酒やドラッグでも使わない限り、意識のあるまま想念自体を止めることは、あまりに難しいのだ。
ところが、呼吸を止(や)めれば想念は止まる。
だから、呼吸を出来るだけ微かにすれば、余計な想念を起こさずにいられるのだ。
余計な想念を起こさなければ、真の知が現れるのである。
このことを、「頭の中のおしゃべりを止めれば超人になれる」と言った人なら沢山いる。
だが、そんな者達は、やっぱり、難しい上に曖昧なやり方しか提示出来ず、人類の役に立たなかったのだ。
出来るはずのない難しいことはやめて、呼吸をしていないフリをすることである。
面白いことに、それは、理想的な形で腹筋を使うので、少しやるだけでも、ウエストがかなり細くなる。

無論、強制する気も、やってくれと頼む気もないが、試していただけると嬉しいと思っている。









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