泣くと心が晴れる。
だから、人生経験がある人は、壊れそうな人は泣かせるのだ。
では、なぜ、泣くと心が晴れるのだろう?

それは、泣くと、心が「今」に引き戻されるからだ。
ほとんどの人間は、過去という牢獄に住んでいる。
いくらかの人間は、未来という妄想に住んでいる。
「今」に生きている人は滅多にいない。

人間は、極度に喜んだり、極度に怒ったり、極度に哀しんだり、極度に楽しい時、心が今に引き戻される。
心が今にあると、生きていることを実感出来る。
だから、すごく美味しいと感じるものを食べて楽しんだり、逆に、すごく悲しいと感じることが出来る映画を見て哀しみたがるのである。
そうすると、いくらかエネルギーを得て元気になる。
だが、そのような、肉体的、感覚的な喜びや楽しみ、あるいは同情の悲しみは、それを味わう時、心は自分の外に向いている。
そのため、エネルギーは自分の中にはそんなに残らないのだ。

ところが、泣く時は、心は自分の中だけに向いている。
可哀想な人を見て泣くのだって、その可哀想な人の状況を我が身に置き換えて泣くのであり、他人の悲しみを自分の悲しみと感じることが出来ない人は泣いたりしない。
だから、泣く時は全て、今の自分が惨めで泣くのである。
泣くというのは、「今」「ここ」「自分」ですることだ。
泣いている時は、今に生き、ここに生き、自分を生きている。


今 哭(な)いていた 唯 哭いていた
他人眼(ひとめ)につかない世界で
其(そ)して恥を知り 惨めになれば
全てが 廻りだして

心臓は一つになる
~『心臓デモクラシー』(作詞・作曲・編曲:みきとP、歌唱:初音ミク)より~


しかし、微かな呼吸は、心を「今」「ここ」「自己」に、最も自然に引き戻す最上の方法なのである。
そして、微かな呼吸をすれば涙も止まる。もう泣く必要がないからだ。
呼吸を微かにし、最も「今」「ここ」「自分」を生きれば、無限のエネルギーに満ち、幸運が押し寄せるからだ。









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