呼吸が微かになれば、健康になり、事故にも遭わない。
元気も出て、静かだが揺るぎない本当の勇気を持てる。
そして、望まずとも幸運に恵まれ、必要なお金はいくらでも出来る。
さらに・・・
徳川家康は、天下取りの秘訣は、「身の程を知る」だと言った。
家康が知るはずがないが、デルフォイ(古代ギリシャの都市)のアポローン神殿の入り口に、3つの神のお告げが書かれている。いわゆる「デルフォイの神託」だ。
「身の程を知れ」
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
「無理な誓いをするな」

家康は、この第一である「身の程を知れ」の重要さを思い知っていた。
これを守れば天下無敵であるが、人間とはそれが出来ない。
人間とは間違うものであるが、最も面倒が間違いが、自惚れである。

人間は誰もが、自分の能力と容姿に対し、大変な自惚れを持っている。
それは、たとえ劣等感の塊のような者ですらそうなのである。
私は小学4年生の時と二十歳の時に、卑小だが、それを知る出来事があったと、最近気付いた。

小学4年生の時、1人の男子生徒と一緒に学校から帰っている途中だった。
クラスが違う子だが、なぜ仲が良くなったのか覚えていない。
勉強も運動も出来そうな、そして、活発で格好の良い子だった。
その子は、私より少し背が低かった。
しかし、ある時、彼は、「身長は僕が君より低いが、脚の長さは勝っている」と言う。
私は、どうでも良かったので、「そんなものかな」程度に思っていた。
私だって、脚が長い方が良いらしいことは分かっていたが、彼は格好良いので、そうなのかもしれないとも思った。
私はふと、道路脇の、歩道と車道を別けるために付けられた、鉄柱に貼られた黄色いワイヤーロープを、私は時々、またいで向こう側に行くことを思い出した。今考えると、良いことではないのだろうが・・・
そこで私は彼に、「これ、またげるかい?」と言って、早速、私がまたいで見せた。
私は軽々とまたげた。
それを見て彼は、「なんだ、そんなの簡単さ」と言って、自分もやってみるが、彼がワイヤーロープをまたぐと、地面に足がつかず、よろけて危うくこけそうになった。
彼は不恰好に片足を浮かせてやっと向こう側にいく。
私は「なんだ、全然長くないじゃないか」と言ったが、彼は何も言わなかった。
次は、二十歳の時だ。
大学生の私は、カメラ屋(今は少ないが、当時はよくあった)でバイトしていたが、よくやってくるカメラ好きの高校生の男子と仲良くなった。
彼も、白いマフラーが似合う、なかなかイケてる男子で、やはり私より少し背は低いが、すらりとして格好良かった。
そんな彼が、ある時、やはり、脚の長さは自分が私に勝ると言ってきた。
私も、脚の長さには関心のある年頃なので、そうであったら不愉快とは思うが、なるほど、そうかもしれないと思った。
そこで、大鏡のある場所で、見比べてみることにした。
2人とも似たようなジーンズとスニーカーだったので丁度良かった。
2人の全身が見える大きな鏡の前で、2人が並んで、少し脚を開いた格好で立つと、圧倒的に私の方が長かった。
私が「全然違うじゃないか」と言うと、彼も赤くなって苦笑しながら、思わずといった感じで「全然違う」と反復したのを覚えている。

昨日、電車の中で、2人の男性が、入れ替わりに、私の隣に座った。
2人とも、思いっきりふんぞり返り、ひざを前に突き出すようにように座るので、私より膝が前に出ている。
まあ、脚は長い方のようだ。
そして、私の隣では、こんな座り方をする者が多いので、私はちょっとうんざりしている。
彼らは、「俺の方が脚が長いぞ」と主張したいのだろうが、何かの拍子に腰を引くと、膝先は、最初から目一杯腰を引いて座っている私よりはるかに後ろになる。
そして、こんなことがあった。
ある日、電車の中で、西洋人の二人の女性が座っていたが、その脚の長いことは凄かった。
黒人と白人の若い女性の二人連れであったが、後で立つと、2人とも軽く180cmを超えていた(かがまないとドアを通れないので間違いないだろう)だけでなく、膝が座席の手すりよりはるかに上にあり、私だって、そこまではない。
ところが、彼女の横に座った若い男性が、やっぱりふんぞり返り、彼女と張り合うかのように膝を突き出していた。
もう恥ずかしいから止めなさいと思ったが、その男性の顔は、マジで「脚の長さは負けてない」と言いたそうな鼻息が荒い感じだった。

微かな呼吸をするようになれば、そんな愚を犯さないようになる。
すると、自分らしい魅力が輝くし、天使が守ってくれるようになる。
そうなれば、もう何の不安もないのである。









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