日本人の身長の伸びは、頭打ちから、むしろ、少しずつだが、低くなる傾向にあるらしい。
だから今は、「若い人は大きい」という言い方は全くされない。

また、長身の男性が本当にモテるかというと、何十年も前から、そんなことは完全になくなっているように思う。
それは、164cmの(と言っても全然失礼じゃない時代だ)藤井フミヤさんが1980年代にチェカーズで人気が出た頃から決定的になったようにも思えるのである。
別にフミヤさんが時代を変えたというのではなく、当時既に、小柄でセンスが良い「かわいい」男性が好まれる時代に入っていたということだ。
ただ、社会的権威を持つ年代の者達の間に高身長信仰があるのと、身長しか取り得のない者達が高身長が良いものだとしたがることもあってか、一定レベルで、背が高い男性が好ましいという観念は存在するが、それは今ではもう60代以上とロクでなしの間だけのことと思われ、やがて完全になくなるだろう。

よく、芸能人の身長詐称なんてことが行われるが、これも、考えてみれば、数字だけで詐称出来るということは、実際の身長はどうでもいいってことではないかと思うのだ。
力道山と同い年のジミー・カーターや父ブッシュがまだまだお元気なのは良いことだが、力道山が、実際は176cmなのに180cmとしたことから、プロレスラーは4cm高く公式発表するのが慣例だったらしい。
しかし、プロレスラーの身長が、実際は4cm低いと分かったところで、今では別に何の感慨もなく、そもそも、高く詐称する必要もないだろう。
アントニオ猪木さんは現役時代、191cmとなっていたが、テレビで本人が、「本当は188cmなのだが、キリの良いところで190cmでいいじゃないかと、そして、もう1cm高くして191cmと言ったら印象的なような気がして、そうなった」といった意味のことを言われていたが、別に猪木さんが身長を詐称していたからって、誰も何も思わない。
ただ、高校生の時までプロレスラー志望だった私は、身長176cmではプロレスラーになれないと思って悲しい思いをしたことがある。しかし、「地上最強の鉄人」ルー・テーズを苦しめたホイッパー・ビリー・ワトソンは175cmだったし、41歳でまだまだ全盛期であったテーズに勝ったエドワード・カーペンティアは170cm程度だったらしい。
世界的男優のトム・クルーズは公式身長173cmは絶対にないと言われる。確かに彼は、役柄上、高身長の方が好ましいのだろうが、実際は170cmもないと思われる彼が、何の問題もなく役をこなしているのだから、やはり、むしろ本当の身長はどうでも良いということになるのだと思う。
また、昔は180cm代後半の男優が多かったジェームズ・ボンド役も、178cmのダニエル・グレイブが最もボンドらしいと言われるようになった。

現在、日本人の間で高身長と言われるのは180cm以上と思われる。
177cmの私から見ても、183cmの男は「デカいなあ」と思うが、かといって、そんな男を見て、「カッコいいなあ」とか「羨ましいなあ」と思ったことは全くない。
せいぜい、「(凄い)鬱陶(うっとう)しいなあ」とか、「(凄い)邪魔だなあ」と思うくらいだし、体重もありそうなら、もっと低くても、私ですら威圧感を感じるが、これが女性であれば、単純に「恐い」と思うのではないかと思う。

今月の初めに、千葉県の幕張メッセに、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2017」に行った時のことだ。
ライブが始まる前は、皆、パイプ椅子に座っているが、正直、前の席の人は小さい方が良いと思うだろう。
それで、前の席に大きな男性が来た時には、言っては悪いが、「嫌だなあ」と思うかもしれない。
私も、土日のいずれも、前の席の人がなかなか来ず、「小柄な女性ならいいなあ」とか思っていたら、どちらも、前が全く見えなくなる大きな男性で、本音を言うと「ハズれた」と思ったものだ。
しかし、いざ立ち上がると、私よりずっと小さい。
私は、尻の肉があまりないのと、胴が短いので座高が低いのだが、これって、後ろの人からすれば「立ったらデカいやんか!反則や!」(なぜか関西弁)と思ったかもしれないので、心苦しい。
尚、私は脚が長いことで良い思いをしたことは全くなく、最近では、コンサートや電車の座席で迷惑をかけていることばかり感じ、本当に辛いのである。
男も女も、脚の長さより、スリムですらりとしていることを格好良いと、つくづく感じる。
初音ミクさんだって、超ミニスカートとはいえ、脚が長いことではなく、全体にスリムだから格好良いのだし、美しいと感じるのだと思う。
鏡音レン君やKAITO兄さんだって、脚の長さが目立つ衣装は着ないようである。









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