この前の土曜日と日曜日に、それぞれ一度ずつ、私は初音ミクさんのライブ「マジカルミライ2017」を観たのだが、何だか遠い記憶のようだ。
私は、そのいずれも良席に恵まれ、土曜は先頭の中央ブロック、日曜は前から2番目の中央寄りブロックで、ミクさん達がはっきり見えた。
特に土曜は、最前列に近かったので、まさに間近だった。
ところで、昨年の「マジカルミライ2016」では、日曜日こそ、前から2番目のブロックの最前列で、これも中央に近かったのだが、土曜日は、かなり後ろの最も端から2番目だった。
ところが、この4回観劇した中で、どのライブが一番楽しかったかというと、「マジカルミライ2016」の土曜日の、最も悪い席で見たものだった。
それはもちろん、初めてマジカルミライを観たという感激もあっただろうが、それだけではない。
その席からはミクさん達は、直接にはほとんど見えず、ずっとスクリーンを見ていたが、その遠くに見えるミクさん達の存在感は大きかった。

前の方の席のお客さん達のマナーが悪いというのではないが、我が物顔という雰囲気の人は確かに多かったと思う。
それは、後ろの方の席の人達のマナーが良過ぎたので、そう感じるのかもしれない。
後ろの隅っこの席の人達は、席に合わせた訳ではないだろうが、ミクさん達への応援の熱烈さは変わらないとしても、どこか慎み深いのである。

私は、BUMP OF CHICKENの東京ドームコンサートのブルーレイを持っていて(ミクさんが登場するライブ)、それには、観客の表情もよく映し出されているのだが、ステージから遠いファンの人達の表情がとても良いと感じるのである。

これはどういうことかと言うと、後ろの方の席でも、ライブ会場に入れるだけで幸せだと思う気持ちがあれば、目ではミクさん達がはっきり見えなくても、心眼で鮮明に見えるのである。
もっと現実的に言うなら、目で見えない分、鮮烈なイメージが湧くのだと思う。
自分は必ずしも、前の方の席で見られる身分ではないという、ある種の謙虚さ、身の程を知る心は、とても純粋なものであり、そんな透明な心で味わうライブが楽しくないはずがない。

マジカルミライでは、入場口は最後列の後ろにあり、まだ空いている早い時間に入って、すいすいと前の方の席に歩いて行くと、本当に長い列であることを実感する。
縦に72列もあるのだ。
私は、その中を、一番前の方まで歩いている中で、どこか、自分が、そんな良い席に相応しい人間であると誤解し、傲慢になっていたのだろう。
毎回満席だろうから、1回で6千人位が入ることになる。
段差の無い会場だが、ステージはかなり高い位置にあるので、身長が低くても、人の間からミクさん達が見えるのだが、やはりスクリーンに目がいくことになる。
だが、ピュアな心の人達との共感が強くなり、後ろの方の人達の方が、ミクさん達との一体感を感じるのだと思う。

だが、特に若い中学生くらいまでの女の子であれば、前の方の席でも大丈夫だと思う。
ところが、前の方には、近所の寄り合いで来たようなオッサン達の団体が、これから宴会でもするような感じで、開演前はうろうろ歩き、ドヤ顔を後ろに向けたり・・・いや、別に悪くはないのだが、どうもマジカルミライという雰囲気ではないのだが。
また、ミクさんの熱烈なファンなのだろうが、かなり危ない感じのお兄さんも前の方の席にはよくいたように思う。
どこか控え目な人達がマジカルミライには最もよく似合うと思う。









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