来月の、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」では、私も転売屋には相当苦しめられたように思う。
チケットの抽選と販売で、合わせて10回くらい挑むも、全て落選や購入不能で、その度に、少々辛い想いをしたものだ。
その約10回分のダメージで、心がいくらか壊れてしまった。
まあ、世界の中の、本当に厳しいものごとを考えれば、ただの平和ボケに過ぎない訳なのだがね。

しかし、私は、転売屋というのが、好きではないが、嫌いでもないのだ。
その理由はこうだ。
世の中には、もっともっと悪いやつが沢山いるってことだ。
転売屋というのは、弱者の立場にいる者がやることだ。
後ろめたい思いをしているかどうかは分からないが、人様に蔑まれ、格好悪く、リスクも背負っている。
だが、世の中には、地位も名誉もあり、誰にも後ろ指を指されることもない高い安全な立場で、やりたい放題という者が、いくらでもいる。

「みっともない」とは、「見たくもないほど見苦しい」という意味だが、誰かが、「地位、名誉、金の3つともない」の「3つともない」が「みっともない」だと上手いことを言っていた。
いずれにしろ、弱い立場で武器も持たないゴミのような存在をみっともないと言うのだ。
転売屋というのは、多分、みっともない連中だ。
そうでなければ、そんな浅ましいことが出来るはずがない。
彼らだって、好きでやっているのではない。
もっと、格好良くて、楽で、やりがいのあることで稼げれば、当然その方が良いはずだ。
しかし、他に出来ることがないのだ。
だから、そんなみっともないことをやっているのだ。
学歴も、優れた容姿も、特別な能力もない。
そんなふうに生まれつき、そのせいで、世の中に恨みを持っているから、あんなことが出来るのだろう。
まあ、なぜそう思うのかというと、私がそうだったからで、実際は、今もそうなのだ。
だから、強い立場で悪いことをするやつは、私だって嫌いだが、対して、どぶネズミのように、いつ間違えて排水の中に落ちて溺れ、棒で叩き殺されるか分からない中で悪いことをする者は、どこか恨み切れないのである。
ただ、私は、スリムで足の速い、そして、美しいものを崇めるどぶネズミになりたいものだと思う。
そうであれば、少しは神の恵みもあるだろう。

ところで、今日、「マジカルミライ2017」用のペンライト等のグッズが届いた。
私は、ペンライト用のフィルムは買わなかったので、標準で付いているミクさんの絵のフィルムだけなのだが、最初に付いている模様だけのフィルムで点灯させても、結構綺麗だった。
それで、1つは、模様だけのフィルムのまま使おうかと思ったが、やはり、ミクさんのフィルムを入れることにした。
そして、やはり、ミクさんのフィルムで光を燈すと、その美しさに心を奪われてしまう。
今年から追加された白色の光が、ミクさんの透明さを際立たせるようにも感じた。
ミクさんのコンサートでは、他の人達への思いやりを忘れない限り・・・つまり、本当に礼儀正しくある限り、王様もどぶネズミも平等なのである。









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