私が、ニート2年目の19歳の時に読んだ、ジョセフ・マーフィーの『あなたも幸せになれる』(文庫版では『努力嫌いの成功法』に改題)の中に、ある貧困なユダヤ人の少年に、教師が、「もし、沢山のお金を持ちたいなら、それをどう使うかを考えなさい」と教える話がある。
その子は、その通りにして、やがて大富豪になる。
しかし、私は、その方法をうまくやれなかった。
建設的な、自分が納得する大金の使い方を思い浮かばないのだ。
それが出来れば、私は金持ちになっていただろう。
そのユダヤ人の子供に、この方法を教えた教師もそうだったのではないだろうか?
そもそもその方法は、なかなか難しいのかもしれない。
そして、大抵の人は、「5億円あったらどう使う?」などと聞かれたら、やっぱり、大したことは思い浮かばないのだ。

1千万円の貯金が出来たら、次は2千万円と思うような人は、器が小さく、金持ちになったりしないのだろう。
ましてや、「大金を持ったらどうする?」と聞かれて、「貯金する」なんて小市民は、身の丈を知って生きていくのが最大の幸せだ。

ところが、お金の額を、ただの数字だと認識する者は、案外にお金持ちになっている。
そんな者は、大金を手にしても、自分が偉いから、あるいは、凄いからお金を得たなんてちっとも思っていないし、贅沢もしない。
そんな人は、騙しようがなく、詐欺に遭うこともない。
ゲーマーが案外、株で儲けたり、経営で成功したりすることがあるのも、人間が失敗する大きな要因であるプライドがあまりないからだと思う。

そして、この世は、ますますプログラミングになっていく。
だから、これからは、プログラミングが出来る者が、自由に世界を創造出来るようになっていくかもしれない。
世界を無理に変えようとせず、現状を認識し、その上で、「もし、○○だったらこうする」という、戦略と決断の下に進めば、失敗しても、次はもっとうまくやれるようになる。
それがプログラミング思考というものだ。

どんな意味においても、今後の世界では、プログラミングの能力は価値のあるものに違いない。









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