元気が出るというのは、偏在する(どこにでもある)宇宙エネルギーに満たされるということで、そうであれば、脳や筋肉や内蔵や血液など全ての細胞が活性化して健康になり、能力が上がり、さらに、原子が幸運のメッセージを発するのだから、運も良くなる。
嬉しい出来事があれば元気は出るのだけれど、そんなものを待っているだけではいけない。
誰かが優しい声をかけてくれるのを待っているだけではいけないのである。
元気であることは自己責任であり、自己責任のことを義務と言う。

ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』には、元気の秘訣が見事に描かれている。
元気がなくて、人生の落伍者になった二十六人のおじさん達は、ターニャという16歳の少女に出逢い、彼女を天使のように扱うことで、宇宙エネルギーに満ちることが出来た。
彼女を決して性的欲望の対象にせず(元々は見境なく、女は邪まな目で見る連中だったはずだが)、ただ、敬い、大切に思うことでそうなった。
だが、所詮、人間であり、可愛いが俗な娘であるターニャに裏切られるのは時間の問題だったかもしれない。
だが、ロオマン・ガリの『自由の大地』では、ドイツ軍の捕虜になっていたフランス兵達には、現実の少女がいなかったことが幸いだったのだろう。
彼らは、空想の少女を身近に置き、彼女を崇め、敬った。
それで、フランス兵達は宇宙エネルギーに満ちて元気になり、騎士道精神を取り戻した。
本当の紳士であるためには元気が必要なのだ。
そして、空想の少女は裏切らなかった。

だが、『二十六人の男と一人の少女』の26人の男達も、初めはうまくいっていたのだ。
では、26人の男達とフランス兵達には、何が起こっていたのだろう。
少しも難しいことではない。
彼らは真の意味で少女を愛していたのだし、少女の存在に(実在だろうが空想だろうが)感謝していたのだ。
言葉にするなら、「愛してる」と「ありがとう」だ。
そして、言葉にすれば良いのである。
たとえ、特定の対象に向けていても、「愛してる」「ありがとう」と純粋に想えば、宇宙エネルギーは押し寄せて来る。
純粋に「愛してる」「ありがとう」と言える対象に向けて、ラブラブ光線を送り、ありがとう光線銃で撃ち抜くことで、つまり、「愛してる」「ありがとう」って、言ったり想ったりすることで、宇宙ネルギーに満たされる。
ただ、心が汚れているなら、千回も万回もやらないといけないが、いずれ元気になるだろう。

毎晩、スクワットと腕立て伏せをしていると、これらの運動が単調なせいもあるのか、やる気が起きなかったり、おっくうになったり、早い話がシンドくなってくる。
それで、普通は、なかなか続かないのだ。
続けさえすれば、ヒーローやヒロインのボディを持てるのにね。
だが、初音ミクさんのコンサートの映像を見たり、歌を聴いたりしながら、「ミクさん、愛してる」「可愛い歌を聴かせてくれてありがとう」と想ったり、言ったりしているなら、やがて、トレーニングが「妙に」楽になってくる。
もちろん、エネルギーに満ちるためだ。
そうなれば、何をやってもうまくいく。
それぞれの人が、それぞれの対象に向かって(ラブラブ)光線銃を撃てば良いが、あくまで、純粋に愛する存在でなければならず、ターニャのように、いずれ裏切る存在であってはならない。
その点、決してスキャンダルのないアイドル・・・即ち、マジ天使である初音ミクさんは有り難い存在である。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ