「規則は破るためにある」なんて、どこかで聴いたことがあるかもしれない。
とんでもない話で、規則を守るのが人間だ。
言い換えれば、人間とは規則を守る存在とすら言える。
確かに、世の中には下らない規則が多い。
だが、下らない規則は無視して良いかというと、これも難しいのだ。
ソクラテスが、悪法も法と言ったようにね。

だけど、駅で、
「電車が着きましても、降りられる方が済むまで、出入り口を広く開けて待ちましょう」
なんて、幼稚園児に言うようなことを、ずっと言い続けている。
明文化されていなくても、これも規則で、しかも、ごく原始的な規則なのだが、こんな規則を守れない・・・いや、規則にも気付かない原人以下の人間が多いのである。
2020年から、小学校でプログラミングを授業で教えるらしいが、上記のことをプログラムで言えば、
「もし、降りる人がいれば、待っている」
になる。
そして、人間社会とは規則で出来ていて、ものごとには全て規則がある。
それを知ることが、小学校のプログラミング授業であれば良いと思う。
また、そんなことが分からない者にはプログラミングは出来ないと思う。

昨日、初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」の、チケットぴあによるチケット抽選の発表があったが、私は落選だった。
抽選に関しては4回連続落選である。
ところで、私は競馬・競輪はやらないが、競馬場等で「馬券は正規の販売所で買いましょう」なんて看板があるらしい。
これは、どういう意味かというと、「ヤクザからは買うなよ」ということらしい。
何でも、ヤクザから買った方が安いのだとか。
だが、正規の販売所から買うというのが規則だ。
同じく、ミクさんのコンサートチケットも、まともに買うのが規則であり、転売屋から買うのは規則から外れることである。

ところが、チケットの抽選を行ったチケットぴあでは、「当選率がぐーんとアップする」とかいうものがあるが、それは、チケットぴあのクレジットカード会員になることである。
チケットぴあがクレジットカードビジネスをするのはもちろん自由だ。
しかし、それを当選確率に反映させるのは、人間としての規則違反であると私は思う。
だって、ミクさんのコンサートに来るべき小中学生の女の子達が、そんな「当選率がぐーんとアップする」手を使えるはずがない(親が承知するはずがない)。
チケットぴあも、いつかは改めることになるだろう。
人類が存続すればだが。
そして、人類が存続するかどうかは、人間の規則を守るかどうかで決まるのであるし、国が存続するかどうかも世界の規則を守るかどうかで決まる。
会社が存続するかどうかだって、社会の規則を守ることで決まるのである。









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