他人が恐くない人間はいない。
つまり、他人が苦手なのは、ひきこもりや臆病な人間だけではないのである。
金持ちや権力者は、他人に配慮しなくて良い立場にあるだけで、意外なことに、彼等は、普通の人より他人が苦手で恐いのである。
彼等は、他人が恐いから富や権力を得たのである。
さらに、生まれた時から富や権力がある者は、なんと、心の中では他人を恐怖している。
金持ちや権力者が、家庭では普通の人よりずっと惨めな理由は、富や権力が通用しない身内に対し、彼等は何も出来ないので、間違った対処をしてしまうからだ。
ところで、家庭の中では、父親より、若い妻や子供の方が強いのである。
家庭の中で、父親がやたら権力を示したがるのは、実は自分が一番弱いことを知っているからである。
本当に強い人間が虚勢を張るはずがない。

世の中でうまくやっていくためには自信が必要だ。
ひきこもりが特に世の中でうまくやれない理由は自信がないからだ。
自信とは、所詮、他人との間のランキングで、自分が上位にあるという確信なのである。
ただし、勘違いしやすいのが、「どのランキングが自信をもたらすか?」なのである。
学校の成績というのは、偽りの自信しか与えてくれない。
だから、鼻高々の優等生は、不利な立場に置かれると、惨めなほど弱いのである。

では、何のランキングが自信をもたらしてくれるかというと、所詮、肉体の美と力である。
人間たるものが、何とも情けないことだが、それが事実である。
ただし、言うまでもないが、それらは、「あっという間」に失われてしまう。
イエス・キリストが人類の中で最も人気があるスーパースターである理由は、復活したからだ。
復活は、永遠の美と力を暗示しているのである。

当面の自信を持つには、誰にも負けない何かを持つことだ。
それがたとえ、学校の成績のような偽りの自信でも、あった方が良い。
だが、上にも述べた通り、肉体的な美や強さの方が効果的なのである。
優等生より、イケメンや可愛い子、スポーツマンが人気があるのを見れば分かると思う。
自信をもたらすものを何も持たないと、まるで駄目男君(私の職場にいる30歳過ぎの人生の落伍者。派遣の雑用係)になる。
そして、何かで自信を得たとしても、それが偽りの自信であることを自覚し、次に、本物の強さを目指すことだ。
それが、「本当に大切なものは目に見えない」ということなのだが、目に見える「ちょっと大切なもの」を先に得なければならないことを忘れてはならない。
ただそれは、1年365日、欠かさずやり続ければ得られるものである。
楽器の演奏とか、腕立て伏せとか、聖書を読むとか、どんなことでも達成出来る。ちょろい。
それでは、永遠の自信はどうやって得るのかというと、想像力を使うのである。
世間的な自信を得た人・・・金持ち、権力者、エリートが実際には驚くほど弱いのは、想像力を失ったからであると言えば分かるのではないかと思う。
失ってはならないもの、人間の最大の武器は想像力である。
詳しくは明日にでも書くが、それを得るヒントが、宇宙飛行と初音ミクさんのコンサートである。
なぜ、どれほど大金を積んでも宇宙に行きたがる人がいるのか、バーチャルなアイドルに心からの声援を送るのか?
そこに人類の究極の秘密があるのである。









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