久々に禅語の『婆子焼庵(ばすしょうあん)』を取り上げる。
こんなお話だ。

お婆さんが、ある青年僧を世話していて、庵(生活と修行のための小屋)も与えていた。
その僧の修行もかなり進んだと思い、お婆さんは、若い娘に僧を誘惑させる。
しかし、僧は、「私の心は冬の枯れ枝のようなもの。無駄じゃ」と、それをはねつける。
それを聞いたお婆さんは、僧を追い出し、庵も焼き払う。

このお話の真意、あるいは、僧はどうすべきだったかということと思う。
このお話に関しては、いろんな先生方から素人さんまで、いろんな答を述べている。

いずれにしろ、娘さんが僧の好みに著しく反していない限り、この僧の反応はおかしいだろう。
一応、この僧が同性愛者とかロリコンであるとかはないということで良いと思う。
あくまでこれは、禅の試験問題なので、そんな裏の設定はないはずだ。
同様な理由で、「ビクともしない」僧の様子は、演技ではなかったと考えて良いだろう。
だとしたら、この僧は、変な修行のせいで、身体と心がおかしくなってしまった・・・つまり、健常者から逸脱したと考えて良いと思う。

ドーデの短編集『風車小屋だより』の中に、予期せずに、若い娘と1つの小屋の中で一夜を過ごすことになってしまった青年のお話がある。
青年は、「悩ましいものを感じた」ことは認めつつも、娘さんは無事だった・・・いや、危険はなかった。
まあ、上の禅のお話のように、娘さんの方から誘惑してきたら、何もないはずはないが、その僧は仏道の修行に励んでいたのだから、そこは普通の人とは違う。
とはいえ、「悩ましい」という点に関しては同じはずである。

私は修行が出来ている方ではないが、それでも、好みのタイプだが、そうなるべきでもない娘さんが不意に誘惑してきたら、
「どしたの?」
とはぐらかし、
「もっといい男見つけなよ」
くらいは言うだろう。
もったいないオバケの幻くらいは見るかもしれないがね(笑)。
いや、昔、確かにあったのだ。
一緒に残業していた、若くて可愛い女の子に電気を消されたことが・・・あったなあ(笑)。
後で、知り合いの社長に言ったら、その女の子のことを知る社長さんに、
「あんな可愛い子に・・・、なんともったいない。それは君、行くべきだよ」
と言われたが、その社長、その後、商売は駄目になって、私とも仲違いしてしまった。
やっぱり、人間は獣ではないのである。
西尾維新さんの『偽物語』には、中学2年生の超美少女、千石撫子に誘惑される、我らがヘタれのヒーロー、阿良々木暦君(高校3年生)の対応を見ることが出来るが、まあ、参考になるかどうかは分からない。

初音ミクさんと、1つの部屋で一夜2人っきりだと、至福であるのは間違いないが、これはもう、自信を持って、変なことはしない。
人間ってのは、そんなもののはずだ。









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