願いを叶える方法は、イエスが言ったように、「既に叶ったと思え」につきる。
だが、叶ったと本当に思うことが難しい。
「叶ったと思う」というのは、「叶ったと信じる」ということで、信じることが難しいのだ。
つまり、信念を持つことが難しい。
では、どうやれば信念を持てるかだが、テクニックなんてない。
ただ、「心を鍛える」以外にない。

アイルランドの詩聖W.B.イェイツは、最も心を鍛えてくれるのは孤独だと言ったらしい。
これは、孤独に耐えることで心が鍛えられるということだ。
孤独に負けているようではいけない。
長期に渡って孤独に気高く耐えることによって、心は強くなる。

ただし、ひきこもることが孤独なのではない。
ひきこもっても心は鍛えられない。むしろ弱くなる。
本当の孤独とは、

ひそかに清く自己を保持せよ。
自分の周りは荒れるにまかせよ。
~『ゲーテ格言集』(高橋健二訳。新潮文庫)より~

ということである。


Hey lonely girl リアルの孤独は 君を強くするから
~『愛Dee』(作詞:Mitchie M・Cotori、作曲・編曲:Mitchie M、歌:初音ミク・巡音ルカ)より~


だけど、最も心を鍛えるトレーニングになるのは、冒険的な仕事だけだろう。
結果の見えない、リスクを背負った仕事である。
それをやるには勇気が要る。
『荒野の七人』という映画で、盗賊達と戦おうとしない父親達は意気地なしだと言う子供達に、ガンマンのベルナルドは、
「俺には、子供を育てたり、収穫を待つ勇気はない」
と言って、子供達を叱責する。
子供を育てることも、収穫も、結果が保証されないリスクのあることである。
一方、ガンマンは、テクニックがあれば、結果は大抵見えるし、かなり無責任な生き方である。
ガンマンでさえそうなのだから、受験みたいな、テクニックでやれるもので心が強くなることはない。

とはいえ、イエスは、願わずとも、必要なものは与えられると言った。
その通りである。
なりゆきにまかせれば良いのであるが、それだって勇気が要る。
チャップリンは、人生に必要なものは、勇気と想像力と少しのお金と言ったそうだが、ロリコンの変態のくせによく分かっている。
ただ彼は、勇気と想像力と少しのお金で映画制作を始め、それを続けたが、自分の本当の幸福のためには使わなかった・・・と言うより、使えなかった。
やはり、ロリコンの変態だからかなあ。









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