誰もが、あらゆる意味において、「これさえやっていれば絶対に間違いない」というものが欲しいのだと思うが、そんなものがあるのかというと、あるし、いくらでもあるし、本当は何でも良い。

私は昔、TM(超越瞑想)という瞑想法をやっていた頃、危機的な状況に陥ったのだが、「私はTMをやっているから大丈夫だ」と思っていると、本当に大丈夫になった。
これは、TM自体に効果があるのではなく、「大丈夫だ」と思えたから効果があったのである。
そして、その「大丈夫だ」という信念がどうやって生まれたのかというと、その時まで約1年、1日も欠かさずTMをやったからだ。

私は、TMに、何か得別なものはないと思う。
ただし、それを続けさせるための雰囲気を、TMの創始者達がうまく考えていたのだろう。
船井幸雄氏の本に、TMの宣伝は船井総研が請け負っていたことが書かれていたと思うが、その「毎日やろうという気になる」雰囲気作りに、船井総研、あるいは、船井幸雄氏が貢献したのだと思う。船井総研、あるいは、船井幸雄氏は、マーケティングのプロで、しかも、一流なのだから、そんなことはわけなく出来るのだろう。
まあ、私は、船井氏の神秘関係の方は全く評価していないが、彼が宣伝したものの中に良いものがあったことまで否定しない。
だから、そんなものを世の中に知らしめたことで、彼は良いことをしたのだと思う。

Testosteroneを名乗る社長さんが、「世の中の問題の99%は筋トレとプロテインで解決する」と著書に書いておられるが、その通りである。
ただし、長く継続すればだ。
また、彼は、『人生の99.9%の問題は、筋トレで解決できる!』という本も出している。
この本のタイトルも、もちろん正しい。
ただ、「筋トレ」の部分は何でも良い。
座禅でも、静坐でも、念仏でも、早寝早起でも、腕振り運動でも、聖書を読むことでも。
そして、何度も述べるが、毎日欠かさず継続すればの話である。
例えば、毎日4時に起きる人間が駄目だということは絶対にない。
毎日4時に起きるのに、職に就きたいが就職出来ないとか、年収が300万円しかないとか、社内で軽んじられて居心地が悪いとかいったことは考え難い。
1年365日、よほどのことがない限り、1日も欠かさず4時に起きるなら。そして、それが、少なくとも100日以上続いているなら。
そして、365日で、かなり強い信念となり、10年で不動の信念になり、そうなれば無敵と言って差し支えない。

やることは何でも良いが、無論、「歯磨き」みたいに、当たり前で簡単なことでは駄目だ。
あるいは、趣味のように抵抗なく出来ることも該当しない。
念仏でも、数回では、ほとんど効果はない。
せめて、「朝5時に百回」といった感じが良い。もちろん、3百回とか5百回なら、なお良いのである。
自分が良いと思うこと。
あまり難しいこと、シンドイことでは長続きしないが、あまり楽なことでは効果は少ない。
雰囲気としては、「良いことだが、毎日はちょっとシンドい」と感じる程度のことが良い。
その内容によって効果の大きさは違うが、何を選んでも、必ず良いことになるだろう。









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