健康と幸運に恵まれて生きる唯一の方法は、つまるところ、「正しい生き方をする」だけである。
そして、正しい生き方とは何かというと、「情熱的に生きる」ことである。
昔、アメリカの歌手マドンナが、「成功の秘訣は?」と訊かれ、「仕事は楽しい?」と応えたのが最上の答だろう。

「当たり前のことを当たり前にやって生きるのが立派な人」という考え方もあるだろうが、当たり前に生きることが情熱的でない訳ではない。
楽しくないなら、それは、「偽物の当たり前」だ。

私は、BUMP OF CHIKENの『ray』にあるような、「生きるのは最高だ」という言葉に大いに違和感があるが、それは、正しい生き方をしていないからだろう。
情熱的に生きているなら、「生きるのは最高」でないはずがない。

竹村健一さんと中山正和さんの本に同じようなことが書いてあったが、多分、大体のところで、「生活のために仕方なく今の仕事をしているなら、すぐにやめて好きなことをしなさい」だった。
そうでないと、運に恵まれないのである。
それは、直感的に正しいし、理屈で考えても、間違いなく正しいだろう。

詳しい内容は覚えていないが、武内直子さんの歴史的漫画作品『美少女戦士セーラームーン』で、セーラーマーズこと火野レイが鬱々として日々を送っていた。
そして彼女は気付くのである。
自分に必要不可欠なものは、全身の血が燃えるような感覚なのだと。
つまり、そんな感覚が持てない日々は、恵まれているように見えようが、偽りの日々なのである。

初音ミクさんの「お父さん」、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、私が受講した講演会で、好きなことを熱心にやるよう薦めておられた。
ビジネス講演会とはいえ、会場には、大好きな初音ミクさんの敬愛すべき「お父さん」の話を聴こうと、小中学生の女の子達も沢山いたが、彼女達には福音であったと思う。
ただし、伊藤さんは、好きなことをするための環境は自分で作らないといけないと言われていた。
そこが肝心なのである。
好きなことは、やらされるのではない。誰も、あなたの好きなことをさせてはくれない。
そこは、自分でやらないといけないのだ。

昨日、著名な宗教人類学者、植島啓司氏の『運は実力を超える』を55%読んだが、運を良くするために本当に大事なことを、世界中で戦い抜いた、この偉大なギャンブラーが書いてくれていると思う。
運のために大事なこととは、人生において大事なことなのである。
植島氏は、60をとおに越えて初音ミクさんのコンサートに行き、その翌々日には、東大寺の壮大な宗教行事であるお水取りに行かれたそうだが、この2つは、それほど変わらないと述べておられた。
ミクさんの重要さに敏感に気付き、そして、ちゃんと会いに行く植島氏は、研ぎ澄まされた感覚、狂いのない心の磁石をお持ちのようである。
ちなみに、植島氏が行かれたコンサートは、2012年3月9日の「ミクの日」のものである。









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