ジャイアンント馬場記念館サイトは、馬場さんの素晴らしい言葉の宝庫である。
ところで、このサイト内のツイッターで、馬場さんが、アメリカでの師匠フレッド・アトキンスから、全身で引く運動を強く指導されたことが書かれているのが興味深い。
ロープ(多分、リングのロープ)を引っ張ったり、アトキンスと綱引きをしたりと、引っ張る運動をよくやらされたそうだ。
アトキンスは、実に質実剛健なレスラーだったようで、50歳をとおに越えていても、20代前半の馬場さんが力で全く敵わなかったらしい。
これも、アトキンスが常に引っ張る訓練をしていたからだと思う。
そして、馬場さんは、引っ張る訓練をしているレスラーは、選手寿命が長く、腹が出ないと言われていたようだ。

引く運動が全身を強くし、腹を引っ込めることは確かだ。
押す運動はよく知られているが、引く方はあまりされていない。
また、引く運動をどうやってすれば良いのか、ちょっと難しい。
引く運動で一般的なものに、ローイング・・・つまり、ボート漕ぎ運動がある。
しかし、ローイングマシーンを置けるような場所はなかなか無いし、値段も高いし、スポーツジムに行かないと出来ないのでは不便だ。
そこで、エアーローイングを薦めたいのだ。
自然に立った状態から、少し腰を落とし、後は、両手を前に出して、ぐっと引くという、ボート漕ぎの動きをするのである。
これを、高速にやるのである。
最初の数回はゆっくりやって、筋肉を温めてから、段々高速にしていく。
エアーとはいえ、初めは、30回もやれば相当キツいと思う。
下手に身体を痛めず(普通のローイングは肩や腰を痛め易い)、むしろ、ローイングマシンより効果があると私は思う。
ポイントは、あくまで引く動作の時に力を入れ、高速にやることだ。

手を握ったり開いたりする「ぐーぱー運動」でも、握る時にぐっと力を入れてやるようにすれば効果が高く、握力も強くなる。
ただし、こちらは、開く時に力を入れる方も併用し、開く筋肉を強化することにも意味がある。

ローイングで引く筋肉を鍛えた後は、前に振る時に力を入れる腕振り運動をやると、より完璧である。
腕振り運動は、後ろに振る時に力を入れる場合が多いが、中国でも、武道派は、前に振る時に力を入れる方式でやるそうである。
前に振る時は、やや肘が曲がっても良いから、高速で鋭く前に振れば良いと思う。

私は、1ヶ月ほど前から右肩を痛め、腕立て伏せが出来ないのだが、代わりに、エアーローイングと、前に振る時に力を入れる腕振り運動をやっていて、それでむしろ調子が良いので、怪我の功名であった。
また、エアーローイングや腕振り運動なら、老若男女、体力の強弱に関わらず、誰でもやれる。
ひどく体力のない人や、病気の人だって、やれる範囲でやれるし、速い動きでやれば、超人を目指す人にも大変に有効と思う。









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