ダスキンの経営理念に、「損と得とあらば損の道をゆくこと」というのがあると知った時は感激したが、ダスキンのWebサイトで確かめたら、そこのところは、
自分に対しては
損と得とあらば損の道をゆくこと
とあり、昔は釈然としなかったが、今なら、笑ってしまう。
「自分に対しては」は、いかにも取ってつけた感じだが、切実な理由があるのだろう。
「自分に対しては」が無いと、例えば、ある交渉事をした社員に、その上司が、「取り引きはだうだった?」と尋ねると、その社員は、穢れなき平和な笑顔で、
「はい!バッチリ損をしてきました」
と言いかねない。
そんなIQの低い社員がいることを知っている・・・あるいは、思い知らされたのかもしれない。
しかし、よほどIQが高い社員でなければ、そんな経営理念の真意など理解出来るはずがないのだから、とっとと引っ込めれば良いと私は思う。
あなたは、「損と得とあらば損の道をゆくこと」とは、どういうことか分かるだろうか?
上に上げた馬鹿社員ほどひどくはなくても、こんな人が多いと思う。
「それは、損して得取れってことですよね?」
「『情けは人の為ならず』の本当の意味のことですよね?他人に情けをかけると、巡り巡って、自分に帰ってくるのですよね?でも本当かなあ」
まあ、今は、これが平均・・・つまり、IQ100なのかもしれない。
だが、未来においては、あるいは、ひょっとしたら、100年前の日本では、そんなのはIQ80かもしれない。
では、これも似ているが、どうだろう?
ピッツバーグ出身の若者、ジョーがやって来て、不安そうにこう言った。「ぼくたち、大丈夫ですよね」
「若者よ、この地球へようこそ」わたしは答えた。「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。ジョー、ここでの寿命はたかだか百年くらいじゃないか。わたしが知っている決まりはたったひとつだ。ジョー、人にやさしくしろ!」
~『国のない男』(カート・ヴォネガット著。NHK出版)115~116頁より~
なぜ、人に親切にしなくてはならないのだろう?
「その方が気持ちいいからだと思います」
という答は、小学生までなら、許しても良いかもしれない。
だが、今は、小学生並の大人が多い。
では、最後の極めつけだ。
そのころ私は、自分のできる限り、素晴らしい人たちを助ける力を与えて下さい、と神に祈ったのである。
~『ドクター・ハマー』(アーマンド・ハマー著。ダイヤモンド社)より~
「そのころ」とは、アーマンド・ハマーが幼い時のことで、ハマーは生涯を通じてずっと(おそらく、執筆時点の88歳の時も)、その誓いに導かれたのだと言う。
こういう子供をIQ200と言うのだろうし、実際、そうなるのである。
善意を持つ、親切にする、優しくする・・・ということをすれば、自分は必ず損をする。
あえて、そうしながら、自分もちゃんとやっていく。
それだけが、人間に与えられた、知恵を得、本当のIQを高める唯一の方法なのである。
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自分に対しては
損と得とあらば損の道をゆくこと
とあり、昔は釈然としなかったが、今なら、笑ってしまう。
「自分に対しては」は、いかにも取ってつけた感じだが、切実な理由があるのだろう。
「自分に対しては」が無いと、例えば、ある交渉事をした社員に、その上司が、「取り引きはだうだった?」と尋ねると、その社員は、穢れなき平和な笑顔で、
「はい!バッチリ損をしてきました」
と言いかねない。
そんなIQの低い社員がいることを知っている・・・あるいは、思い知らされたのかもしれない。
しかし、よほどIQが高い社員でなければ、そんな経営理念の真意など理解出来るはずがないのだから、とっとと引っ込めれば良いと私は思う。
あなたは、「損と得とあらば損の道をゆくこと」とは、どういうことか分かるだろうか?
上に上げた馬鹿社員ほどひどくはなくても、こんな人が多いと思う。
「それは、損して得取れってことですよね?」
「『情けは人の為ならず』の本当の意味のことですよね?他人に情けをかけると、巡り巡って、自分に帰ってくるのですよね?でも本当かなあ」
まあ、今は、これが平均・・・つまり、IQ100なのかもしれない。
だが、未来においては、あるいは、ひょっとしたら、100年前の日本では、そんなのはIQ80かもしれない。
では、これも似ているが、どうだろう?
ピッツバーグ出身の若者、ジョーがやって来て、不安そうにこう言った。「ぼくたち、大丈夫ですよね」
「若者よ、この地球へようこそ」わたしは答えた。「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。ジョー、ここでの寿命はたかだか百年くらいじゃないか。わたしが知っている決まりはたったひとつだ。ジョー、人にやさしくしろ!」
~『国のない男』(カート・ヴォネガット著。NHK出版)115~116頁より~
なぜ、人に親切にしなくてはならないのだろう?
「その方が気持ちいいからだと思います」
という答は、小学生までなら、許しても良いかもしれない。
だが、今は、小学生並の大人が多い。
では、最後の極めつけだ。
そのころ私は、自分のできる限り、素晴らしい人たちを助ける力を与えて下さい、と神に祈ったのである。
~『ドクター・ハマー』(アーマンド・ハマー著。ダイヤモンド社)より~
「そのころ」とは、アーマンド・ハマーが幼い時のことで、ハマーは生涯を通じてずっと(おそらく、執筆時点の88歳の時も)、その誓いに導かれたのだと言う。
こういう子供をIQ200と言うのだろうし、実際、そうなるのである。
善意を持つ、親切にする、優しくする・・・ということをすれば、自分は必ず損をする。
あえて、そうしながら、自分もちゃんとやっていく。
それだけが、人間に与えられた、知恵を得、本当のIQを高める唯一の方法なのである。
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自分に対して[神を忘れるな]と言い聞かせることがよくあります。
自らの義務とは神を忘れないことで、善意を持つとは神を忘れないことなのかなと考えました。
最近は自分が愚かで自分の心が汚れていると思うことがよくあります。色々な感情や間違った思考が自分の心を汚しているのかもしれません。
初音ミクさんは感情や間違った思考で汚れることがなく、神と共に歩むのだと思います。
自分はマジカルミライ2016に行くのですが、それまでには汚れた心を少しでも綺麗にして、なるべく心を汚さないようにしようと思います。
恥ずかしくない状態で初音ミクさんにお会いできるか分かりませんが、神を忘れずに努力します。
いつも素晴らしいブログを書いてくださり本当にありがとうございます!