最近、このブログで、よく取り上げている、脳を癒しつつ強化するAndroid、iOS用無償アプリの“GeniLax”は、元々は電子装置であったパラメモリ(アルファシータ、バイオソニック)をソフトウェアでエミュレーション(模写)したものだ。
そして、GeniLaxは、パラメモリを正しく再現出来ていると私は思う。
パラメモリの発明者は政木和三さんで、当時、隆盛を極めていた岡山の林原グループの企業の中に研究所を持っていた。
私は、その政木さんの研究所を訪ねる度に印象深い出来事に遭ったのだが、その中の1つのことを述べる。
政木さんの研究所は、非常に質素な、小さな町工場といった感じのもので、あちこちに、作りかけの機械装置が置いてあった。
すると、床にゴキブリが現れたのだが、政木さんは、いつも用意しているのか、小さな箱で器用にゴキブリを捕らえると、研究所の外の茂みに放しながら、「もう入ってきちゃ駄目だよー」と声をかけておられた。
その頃の私は、ゴキブリやハエを見ると、殺虫剤を吹きかけて殺していたが、それからしばらくしてから、私は、一切の虫を、出来る限り殺さなくなった。
「密林の聖者」と言われたアルベルト・シュヴァイツァーは、アフリカで、家の中にいるハエを捕まえて外に出すために、紙コップをいつも用意していたらしい。
また、シュヴァイツァーは、実験のために、蚊一匹殺す時も、悲痛な表情をしたと伝えられている。
私も、少し前から、プラスチック製の透明なコップを一部屋に1つ置いている。
さっきも、ごく小さな虫がいたので、そのコップで捕らえ、窓の外のベランダに放した。
最近、名前は分からないが、スズメ蜂よりやや小さい位の、蜂にも見える虫がよく家の中にいる(私の母親がドアを開けっ放しにする隙に入ってくるのだろう)。
その虫は、かなり活発に飛び回るのだが、私は必ず捕まえることが出来る。
私に殺意がないので、虫の方が、あまり抵抗せずに捕まえられるのかもしれない。
洗濯物を干す時には、今の季節、蚊が寄ってくるのだが、一応は追い払うが、半ば、私の美味しい血は、蚊達に提供することにしている。
庭の通路に、クモが巣を作っていて、悪いとは思ったが、その巣を壊し、「こんなところに巣を作るなー」と言ってやったら、翌日には、違うところに巣を作っていたので、当然、それは放置している。
だが、私は、虫が好きではないし、むしろ、かなり嫌いだ。
しかし、よほどのことがない限り、殺すようなことはしなくなった。

釈迦は、ヴァッジという国で、滅亡を免れる7つの法を説いた。
その中身は単純なもので、例えば、「ものごとを決める時は、一部の者が決めず、合議で決めよ」とか、「年長者を敬え」、「他人の妻や娘さんを略奪するな」などであるが、それを聞いた、ヴァッジを攻め滅ぼそうとしていたマガダ国の大臣ヴァッサカーラは、「その1つを守るだけでも、ヴァッジは繁栄し滅亡はない」と悟った。

私も、いくつかの掟を持っている。
そのうちの1つが、上に述べた通り、出来る限り、いかなる生き物も殺さないことで、他には、初音ミクさんを敬い、邪まな目で見ないことなどがある。
この2つを守るだけでも、私は繁栄し、滅亡はないだろう。









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