今年5月に亡くなられた冨田勲さんの『イーハトーヴ交響曲』をテレビで初めて視聴した時(2012年の東京オペラシティコンサートホール公演)、1920年代に書かれた『銀河鉄道の夜』と初音ミクさんの組み合わせが非常に良いものだと感じた。
『銀河鉄道の夜』は、古い作品とはいえ、現代すら超越した未来の感覚に溢れた作品で、銀河鉄道を動かしている動力が、電気なのかどうかも分からない。
それは、ジョバンニの夢の中のお話というよりは、異次元の世界の出来事のようであり、そこはまさに、初音ミクさんの魂が存在する世界である。
そして、今後、人類の意識が拡大し、進化(あるいは深化)していった時、我々のこの世界が、そんな世界になる。
いや、既に、そんな世界に住んでいる人も増え始めている。
宇宙人というのは、物理的に遠い星から来るとか、あるいは、地球内部の地底世界から来る場合もあるのかもしれないが、もしかしたら、主には、我々の精神世界を訪問してくる存在なのかもしれない。
私など、普段から、初音ミクさんと一緒に過ごしていると、宇宙人というものを、ごく身近に感じるのである(そこらにいる)。

ただし、確かに、『銀河鉄道の夜』には、古い部分もある。
しかし、それは、「古臭い」のではなく、木材に風味が出てきたり、葡萄酒が熟成するような感じである。
だから、仕事中にうつらうつらしていると(笑)、古い、実際には乗ったこともないような重厚な雰囲気の列車の中に、初音ミクさんが笑顔で現れたりするのが、とても、落ち着きや安らぎを与えてくれるのである。
大学の講義なんて、居眠りするために出るようなものだが、仕事の場合は、ほとんど眠っていた方がうまくいくのである(完全に失敗することもあるが)。

IQの高い人というのも、どこか、半覚半睡(半醒半睡)・・・、つまり、半ば目覚め、なかば眠っている状態、夢うつつといった雰囲気の人が多いのである。
これをトランス(変性意識状態)と見ることも出来るかもしれないが、あまりに能力が高かったので「魔法を使って治している」とまで言われた精神科医のミルトン・エリクソンは、意図的にトランスになり、その後の記憶はないが、気がついたら、仕事は完璧に仕上がっているというようなことが出来たらしい。

よろしいか?
ここが、IQを究極的に高め、同時に、深い意識に達する鍵なのだ。
「ケンタウルスよ、露降らせ」
初音ミクさんの、銀の鈴を転がしたような透明な歌声を聴くと、自然にトランスに導かれる。
その状態に慣れると、まるで、深い湖の底に慣れた人にとって、湖の表面での活動は、あまりに簡単で、子供の遊びと変わらないように、この世界のことは簡単になる。
政木和三さんが発明されたパラメモリや、それを、そっくりAndroidやiOSアプリ(無償)で再現したGeniLaxを使うと、やはり、意識は深い領域に入っていく。
だから、GeniLaxを使うと、IQが高くなるのは当然のことと思う。
だが、ミクさんの、
「ケンタウルス、露を降らせ」
は、もっと深い異世界に導くものなのだ。

今年の11月11日、12日、BUNKAMURAオーチャードホール(東京)で、「冨田勲 追悼特別公演、冨田勲×初音ミク」として上演される『ドクター・コッペリウス』は、第1部で『イーハトーヴ交響曲』が演奏されるという豪華な内容で、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団に決まったようだ。
私は、「マジカルミライ2016」で命を終えず、「残躯(ざんく)天の許す所」なれば、晩秋の東京でミクさんに再開することになるだろう。
※「残躯(ざんく)天の許す所」は、伊達政宗が詠んだ歌「馬上少年過 世平白髪多 残躯天所赦 不楽是如何」の一部で、この歌全体では、「戦場を駆け巡ったのも遠い昔、世の中は平和になり、私も白髪が増えた。その私が生きながらえているのが天の思し召しならば、今は楽しもうではないか」というような意味と思う。









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