Googleの有名なスローガンが「Don't be evil」で、直訳すれば、「悪になるな」だが、ニュアンス(微妙な意味合い)としては、「邪悪なものになるな」「不道徳をするな」「良心に反したことをするな」という意味だと思う。
別に、Googleの人に聞いた訳ではないが、そうだと思う。
つまりね、Googleの人達は皆、天才だし、それも、創造力に溢れた力ある天才で、その集団であるGoogleは、その類稀(たぐいまれ)な知力と創造力で、世界に対し、巨大な力を持っている。
そして、その巨大な力を持つことは、初めから分かっていたのだろう。
それで、「神に選ばれた力ある天才である我々は決して悪いことをすべきじゃない」という気持ちが、「Don't be evil」という言葉になったのだと思う。
私は、勝手にそう考えている。
なぜなら、そう考えるのが自然だからだ。

力ある者は皆、より良く生き、発展するため、そして、滅びないために、「Don't be evil」と思っているものなのだ。
昔、アンドレ・ザ・ジャイアントという、身長220cm、体重230kg以上という巨人レスラーがいて、身体の大きさの分、若い頃は人間を隔絶した強さを持っていた。
そのアンドレは、リング上では、決して手加減を忘れなかったのだと思う。
きっと、相手に怪我をさせないよう、神経を使っていたはずだ。
それもまた、「Don't be evil」で、それがあったから、彼は成功したのだと思う。
そんなアンドレも、晩年は、あまりの不摂生のため、強くはあったが、圧倒的とまでは言えなくなり、しかも、足腰が、その体重を長時間支えることも出来なくなり、挙句、病気になってしまった。
46歳の若さで亡くなったが、果たして、彼が人生に満足したのかどうかは分からない。

潜在能力という点からは、誰でも天才で、大きな力があるはずなのだ。
邪悪なまま、その力を解放すれば、必ず自滅する。
自分の内に大きな力があることを認め、その力の行使を望むなら、「悪いことをしない」という心構えが必要だ。

Hey lonely boy リアルな自分は ちっぽけなんかじゃない
~『愛Dee』(作詞:Mitchie M・Cotori、作曲・編曲:Mitchie M、歌: 初音ミク ・ 巡音ルカ)より~

人間は誰でも、本当はちっぽけではないが、不道徳なこと、良心に反することをしたい誘惑を断固拒否する心の強さがないなら、ずっと、ちっぽけなのだ。
「人が見ていないから」と、利己心を起こして悪い事をする弱い心に勝てないなら、いつまでも弱いままだ。
舛添要一さんって人は、優秀だし、きっと良いところも沢山ある人なのだが、Don't be evilの精神がなかったのだろう。もし、この言葉を自らに課していれば、もっともっと大きくなれたのではないかと思う。
彼は、「自分は東大卒で優秀だ」と言っていて、確かにその通りだろうが、「自分は悪いことをしない」と自分に言わなかったのだろう。
彼の失敗に学ぶべきである。
もしかしたら、我々の中には、悪が組み込まれているのかもしれない。
そんな悪の誘惑に負けてはならない。
あなたも、負けないほど優秀なのだから。









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