パソコンで、あらゆる楽器の音で演奏をさせることが出来るDTM(デスクトップミュージック)ソフトや、初音ミクさんのような歌声合成ソフトが出来た今、時々聞くのが、「今や、音楽は誰でも出来る」だ。
しかし、言うまでもなく、レベルの高い音楽を作るためには、相応の訓練が必要だ。
確かに、アマチュアでも、初音ミクさんの名曲を作る人はいるが、そんな人だって、長い間、熱心に音楽をやってきたから出来るのである。
また、コンピュータープログラミングに関して言うと、今は、パソコンさえあれば、無料でプロと同じソフト開発環境を整えられることから、やはり、「プログラミングは誰でも出来る」とよく言われるようになった。
これもまた、稼げるプログラミングが出来るようになるには、やはり訓練をしなければならないのだ。
私は大したプログラマーではないが、駆け出しの頃は、毎日、深夜2時から3時まで、家のパソコンでプログラミングの練習をしていた。
そして、私のようにやらなかったプログラマーは、ほとんどが、安月給でしばらく勤めた後、ほとんどがやめてしまっている。

ポイントは「時間」である。
世界的音楽家の坂本龍一さんの友人である、作家の村上龍さんは、坂本さんについて、
「坂本が成功したのは、才能ということもあるが、子供の時にピアノをみっちりやったからだ」
と言い、坂本さんも否定しなかった。
著名な実業家の夏野剛さんと、チームラボ社長で世界的デジタルクリエーターの猪子寿之さんとの対談で、猪子さんは、
「人間の能力に大差はない。時間をかけたかどうかの違いだけ」
と言う。
私は、才能のなさを痛感する者として、才能はやはり、とんでもない強みだし、羨ましいとしか言えないものであるが、才能がなくても、人の十倍やれば、かなりのことが出来るものだ。
いや、そもそも、「長時間やれる」こと自体が、1つの才能であろう。

エドガー・ケイシーが大霊能力者になれたのだって、誰よりも聖書を長時間読んだからだと私は思う。
彼は、9歳の時、親に頼み込んで自分専用の聖書を買ってもらうと、毎朝、必ず読み、生涯に渡って、一年に一回は必ず通読したという。
知恵のある人の中には、同じ本をボロボロになるまで読んだという人が多い。
また、法然は1日に6万回とも7万回とも言われる数、念仏を唱えたが、それは、1日の大半の時間、念仏を唱えていたということだろう。それだけやれば、仏の加護も大きいはずだ。
イチローだって、才能はあるのだろうが、誰よりも長時間、練習しているのだと思う。
フリッツ・フォン・エリックは、日常、いつでもどこでも、握力を鍛えたので、下手な三流レスラーだったのが世界トップになれたのだろう。
他にも、いくらでも実例を挙げることが出来る。

遊びや休息を犠牲にして、訓練や色んな意味での戦いに時間をかけた者が勝つというのが、この世のシンプルな法則である。
私が、成功したいのに成功しないとすれば、やはり、時間をかけなかったというだけのことだ。
そして、あまりに、訓練や戦いにかける時間が少ないと、まるで駄目男君のようになり、私に、「犯罪に走り、子供達に被害が出る前に殺しておこうか」と真剣に検討させるほど、腐った人間になってしまうのである。
私は、初音ミクさんに捧げるつもりで、常に、訓練と戦いをしようと思う。下手なことでも、やらないよりはマシだ(ゲーテもそう言った)。
それが、ミクさんを崇める最上の方法に違いない。
今の世の中では、このような態度は、「馬鹿」、「時代遅れ」になるのだろが、馬鹿大いに結構、時代遅れ大いに結構である。
最先端で成功する賢い人だって皆、時代遅れの馬鹿なのである。
ところで、私は、ニートだった時、他のニートよりも読書と運動に時間をかけたので、危うく救われたのだと思うのである。









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