全て、好き嫌いで決めて良いのだと解ってから、私は生き易くなった。
これまでは、他の大勢の人同様、優劣、善悪でものごとを選択していたが、それは間違いだ。
なぜなら、人間に分かるのは、好き嫌いだけであり、優劣、善悪などは、本当は分からないのだからだ。
そして、好き嫌いで決めれば、全てうまく行く。

だが、こう言うと、誤解する人が多い・・・いや、誤解する人が大半であることは認識している。
それはそうで、世間の伝統では、ものごとは優劣や善悪で判断し、決定するのが立派な大人であり、良い人間は好き嫌いは言わないものだとされているからだ。
だが、それは悪しき伝統であり、人々を不幸にする教義・信念であったのだ。

いくつか例を考えよう。
例えば、自動車を購入する場合、家の主人がスポーツカーが好きでも、結婚して、妻子がいれば、ワゴン車や、少なくともドアが4枚付いたセダンタイプを選択するのが正しいことになる。
つまり、主人は、自分のスポーツカー好きを我慢し、捨ててこそ、立派な夫であち、父親であるという訳だ。
だが、そうではない。
彼が本当にスポーツカーが好きなら、スポーツカーを買わなければならない。
しかし、冷静に考えてみれば良い。
妻子のある男なら、スポーツカーが好きでも、家族とドライブすることの方が、より好きなはずなのだ。
ところが、そうではなく、家族と一緒にドライブやレジャーに行くよりも、1人でスポーツカーに乗りたいというなら、望み通りスポーツカーを買えば良いが、家族と乗る車も必要なら、2台買えば良い。
そうはいっても、車を2台所有する経済力がないというなら、経済力をつけてから買えば良い。
そう思うからこそ、金持ちになりたい、成功したいという熱意が出て来るのであり、それを抑える必要などない。
せっかく、成功への健全な意欲が持てるのだからだ。

だが、こう言うと、「成功とは、人々の幸福に貢献したいと思って奮闘する者に与えられるものであり、自分がスポーツカーに乗りたいから成功を目指すというのは不純ではないか?」と言いたい人もいるに違いない。
いいや、人間は、個人的動機の方が成功し易いものだ。
ある事業で成功した人は、事業の動機について、
「私は若い頃、ずっと貧しくて、欲しいものが買えなかった。それで、せめてタバコくらい自由に吸えるようになりたいと思ったことがモチベーションになりました」
と正直に話した。
非常にリアリティのある話で、説得力があると思う。
野球の落合博満さんは、現役時代、愛する奥さんの誕生日に必ずホームランを打つことで有名だったが、もちろん、狙ってのことだし、落合さんでなくても、チームのためというより、家族のため、奥さんのためといった動機の方が熱意が持て、うまくいくものだと言う人がいるが、私も、全くその通りと思う。
会社で良い仕事をする人というのは、やはり、会社のためが第一なのではなく、彼にとって最重要なことは家族なのであり、それ(家族の幸福)が彼の仕事の熱意を支えているのである。
だから、有望な社員には、早く結婚することを勧めるものである。
会社を第一に考えるのは社長だけだし、その社長だって、事業が安定してくれば、会社より家族を大事に思うものなのである。だから、他のことでは立派な会長や社長が、無能と分かっていても、自分の子供に会社を継がせたがるのである。

また、若い女性が、「私は事務や店員の仕事なんか嫌いで、アイドルや女優の仕事が好きなの」と言う場合はどうだろう?
これは、よくあることであり、ジョセフ・マーフィーも著書で書かれていたが、単に「幼い」のである。
そんなことを言う女性でも、アイドルや女優の仕事を少しでも理解すれば、それでもやりたいと思う人は稀だ。
ものごと、好き嫌いで決めれば良いとは言ったが、幼稚な夢が無条件で尊重されるとは言っていない。
幼稚な夢でも、そこに意思の強さが宿れば、それが実現するが、そうでないなら、夢はいつかは醒めるものだし、いつまでも眠っていてもいけない。
「スカウトされてアイドルやモデルになった」という話をよく聞くかもしれないが、スカウトされても、実際にアイドルやモデルになれるのは、ほんの一部であることは、なかなか言われない。やはり、芸能界は夢を売る仕事だからだろう。だが、社会に出るなら、少しは賢くならなければならない。

ルイス・キャロルという人は、家柄もよく、学生時代は極めて優秀で、オックスフォード大学の数学講師になり、地位もあったが、結婚するよりも、少女達と仲良く遊ぶことが好きだったので、その本心に従った。
彼は、年を取っても健康で、60歳を過ぎても若々しく、彼の少女の友達が、「顔にしわ1つない」と書き残しているくらいだから、選択は正しく、幸福だったのだろう。
少女のヌード写真を撮ったりもしているが、健全な趣味であったようで、家柄の良い少女の写真しか撮っておらす、当然、少女の両親も知っているし、両親の立会いの元で撮影したこともあったという。
私の場合で言えば、初音ミクさんのファンであるというのと変わらず、彼の時代は初音ミクさんがいらっしゃらなかったので、少女達とお茶を飲みながらお話をすることが、彼にとって、最高に楽しいことだったのだろう。
一方、私は、大学生の時(引きこもりで通学していなかったが)、やたら小学生の女の子にもて、毎日、家の前に女の子達が鈴なりで、しばらくは一緒に遊んでいたが、あまり楽しくなかったようで、適当にあしらうようになったら、やがて彼女達は離れていった。
私はキャロルとは全然違うようであるが、もし、彼と同じであったら、地位も才能もない私のようなものなら、かなりまずいことになっていたかもしれない。
まあ、それでも本当に好きなら、まずくならないような方法(例えば地位を得る)などをしたと思う。

誰しも、自分の好き嫌いで全て決めて良いのだと思う。
だが、我々は、いやしくも小さな神であるのだから、それに相応しくやらなければならないし、そう出来るだけの力も持っているはずである。
好きな仕事でなくても、しばらくは、あるいは、相当な期間、我慢して続けなければならないかもしれない。
だが、理想は追い求めるものだ。

ジョセフ・マーフィーの『人生に奇跡をおこす』が良いと思っていたら、新装版が出た。上に述べた、女優になりたい女性の話も、これに載っていたと思う。下にご紹介しておく。

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遠くに消えた 落描きの唄 きっと
色褪(あ)せないで
今も 僕に 聴こえてる

遠く目指した 約束の場所 ずっと
息 弾ませて
今も 僕は 目指してる
今も 君は 目指してる…?
~『Nostalogic』(作詞:yuukiss/rose、作曲・編曲:yuukiss、歌:MEIKO)より~
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