アメリカの哲学者ラルフ・ウォルドー・エマーソン(1803-1882)と、日本の啓蒙家、岡田虎二郎(1872-1920)という偉大な2人は、共に、4人の人物を尊崇していたのだと思う。
エマーソンは、プラトン、シーザー、イエス、シェイクスピアで、それぞれの、頭脳(プラトン)、手腕(シーザー)、愛(イエス)、詩(シェイクスピア)を、人類の至宝と考えていたのだ。
そして、岡田虎二郎が心の師としていたのは、ソクラテス、孔子、イエス、そして、二宮尊徳(二宮金次郎)だった。

エマーソンと岡田虎二郎は、原理は直接には知らなかっただろうが、それぞれが選んだ4人を褒め称えることで、潜在意識の力によって、その4人の優れた特質を自分のものにしたのである。
特に、エマーソンは、「英雄について書かれたものを読む時は、自分のことが書かれているのだと思え」と述べていることから、人間はいかなる偉大な人物にもなれるし、実相(宇宙意識)の世界においては、既にそうなっているのだと分かっていたのだろう。

彼らの時代には、情報技術が発達していなかったので、あまり多くの優れた人物を知ることは出来なかった。
しかし、現代では、各自が、自分が持つに相応しい特質を備えた人物を、容易に見つけることが出来る。
例えば、こんなのはどうだろう?
「格好良さでは、ジュリアーノ・ジェンマ」
「お金が有り余っていることでは、ビートたけし」
「英知ある人類の教師としては、ジョセフ・マーフィー」
「ビジネス手腕では、川上量生」
イエスやソクラテスでは偉大過ぎて、自分と同一視し難いし、偉大だとは思っても、どこが偉大なのかピンとこないだろう。
それなら、いくらかでも自分が理解出来、自分が好ましいと考えている美点を持つ人物を選べば良いのである。
潜在意識は、自他を区別しないので、それらの人物を褒め称えると、それは、自分を本心から褒め称えたことになり、それらの人物が持つ、あなたが憧れる美点は、潜在意識の力によって、やがて、あなたのものになる。

以上、参考にしていただきたい。









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