今月、あることが原因で悟った、二度と忘れたくない、必勝の秘訣がある。
これは万能であり、いかなることにも確実に通用する秘訣で、他のものは何もいらない。
それは、「力を抜く」ということだ。
私は、日頃の悪行のために強力な悪霊にでもとりつかれたのか、身体がほとんど動かせない状態の中で、精神も病んでいたが、力を抜くことで打ち勝てた。

腕立て伏せやスクワットだって、不思議なことに、力を抜くことで、楽々とやれるのである。
ひょっとしたら、トレーニングなんて不要かもしれない。
いや、不要だ。
政木和三さんは、70歳を過ぎても、力を抜くことで、ゴルフのドライバーで300ヤード以上、軽く飛ばしたのだ。

私は、仕事嫌いで、やらなければいけないし、やらないと拙いことになると分かっていても、さっぱり手をつけないことがよくある。
しかし、力を抜き、最小の力で動き出せば、何もしなくても、知らないうちに仕事は片付いている。

肩の筋肉も胃腸もガチガチで固くなっていたが、力を抜いた指先でそっと触れると、少しずつではあるのだが、まるで溶けるように治っていった。
なんだか、生物の身体が超分子(高分子と異なり、弱い結合で出来たもの)であることが分かるようだ。
本来、柔らかいものだって、強い力には頑固に抵抗するのである。
それは、世の中のいかなるものも同じだ。
女の子だって、猛烈にアタックすれば逃げるだけだ。
諦めてしまって、微かな想いを最後に投げた時に、こちらの腕の中にふわりと落ちて来る。
そうではないのかね?

ギリシャのデルフォイ島にあるアポロン神殿の入り口には、「汝自身を知れ(身の程を知れ)」と書かれている。
しかし、これは、「力を抜け」でも良かったかもしれない。

親鸞は、阿弥陀如来に全てをまかせれば、全てうまくいくと言ったのだと思うが、これほど力が抜けることは他にないので、当然である。
ただ、まかせ切ることが出来る人が少ないのである。









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