家の2階に上がった時、「あれ、私、何のために上げって来たんだろ?」と思ったという話をよく聞く。
そんなことがあった時、「俺も老化してきたなあ」とか思ったり言ったりするかもしれないが、それは、「頭が老化してきた」という意味であろう。
しかし、実際に老化しているのは身体だ。
そして、このようなことを言うのは、案外に若い人に多いのだ。

カラクリはこうである。
あまりに運動不足なので、脳が、運動をさせるために、無理矢理に、「2階に上がらないといけない」という、強い衝動を作っただけなのだ。
自分が2階に上がってきた理由が分からない時、なかなかその理由は思い出さないが、とても重要な用件だったような気がする。
しかし、ほとんどの場合、その用件は思い出さない。
だが、もし、思い出すことが出来たとしても、それは案外につまらないもの、どうでも良いものなのだ。
そんな、大したことのない用事を、脳はさも大事なことのように感じさせ、2階まで連れてきたのである。

ドワンゴの川上量生さんがブログに、自分が引きこもっていた時、幸運だったのは、家に階段があり、それを昇り降りしたことだと書かれていたのが印象的だ。
もし、川上さんの家に階段がなければ、非常に危なかったし、事業で成功することもなかっただろう。それは、彼にとっても、また、日本にとっても深刻な損失だったことだろう。

ただ、言い換えれば、家の階段を昇り降りするだけで、かなりの運動になるってことだ。
そして、階段がないことより、階段があり、「2階にいかなきゃ」という衝動も起こるのに、面倒臭がって2階に上らないことの方が危険なのだ。
私は、積極的に「脳に騙される」ことにしていて、無駄に何度も2階に上がるということが多いのである。

人間は、生きている限り、絶対に運動をしなければならない。
あまりに運動をしないと、間違いなく、深刻な事態になる。
しかし、沢山の本に、運動の大切さや、健康、美容のための運動の素晴らしさが書かれているが、それらの本の多くは、はっきり有害だ。
著者の意図が不純、さらに、邪まなのである。
普通の人に続けられるはずもない筋トレ、ジョギングの効能や素晴らしさを語るのは、営業パンフレットと変わらない。
実際に多くの本が営業パンフレットと同じで、「ここなら、これらの運動が楽しく簡単に出来ます」と、自分が運営するスポーツジムやエステに勧誘したり、健康コンサルタントや美容家としての売り込み(コンサルや講演に呼んでもらおうというのだろうか)の場合も多い。
あるいは、俳優や医者が、自分が厳しいトレーニングに耐え、素晴らしい肉体を得たことを自慢したいのが本音でも、出版社も、読者に「私も自慢したい」と思わせること等で売れるから出版するのだろう。

しかし、正直なのは川上量生さんだけで、階段を昇り降りすれば、十分とは言わないまでも、いい運動になるのである。
一方、筋トレやジョギング、何キロにもおよぶウォーキングなどは、いったん挫折したら、全く運動しなくなる危険があるが、残念なことに、普通の人では、ほとんどそうなるのだ。

運動といえば、私は、易筋経の秘法、腕振り運動をよく勧めているが、秘法なだけに効果があり過ぎるほどだが、難しい面もある。
運動としては楽なもので、私は、肉体トレーニングとしては、それほど役に立たないと思っていたが、そうでもないことが分かってきた。
ただ、一度に、少なくとも2百~3百回はする必要があり、しかも、毎日欠かさずやることが大切なのだから、やり抜くには根気が要る。
しかも、顕著な効果を出すには、毎日、少なくとも5百回を数ヶ月は続ける必要があり、いわゆる、驚異的、奇跡的な効能を現すには、1日千回以上を1年は続ける必要があると思う。
しかし、粘り強く続けた時の報いは、「まさか」というほど大きい。
ただ、意識では自覚しないが、実際は大変な変化が起こっているということが多く、実は、こっちの方が圧倒的に素晴らしいのである。
知らないうちに悪癖が直っていたり、ごく自然に良い習慣が身についていたり、あるいは、「なぜ、こう頻繁に、お金が振り込まれてくるのだろう」といった、ちょっとおかしな話もある。
私の場合、少なくとも、腕振り運動が関係していると思われることが、「少食になり、粗食になった」、「視力が0.1以下から0.9になり眼鏡が不要になった」、「メニエール病が医療にかからずに自然に完治した」、「病人といえた肉体が完全な健康体になった」、「脚が3cm長くなった」などだ。
最後の、脚が3cm長くなるについては、直接的には少食の効果と思うが、医師の監修の下に書かれた実体験である『ほとんど食べずに生きる人』という本で、60歳を過ぎた著者が、178日で、股下が2.5cm長くなり、実際に、ズボンの股下サイズを変えているというものもある。

また、プロレスファンの私は、プロレスラーのトレーニングの定番である、スクワットや腕立て伏せを愛好しているが、断言したいが、これらは、神が人類に教えた至宝のトレーニングである。
ただし、正しくやるのが難しく、下手なやり方だと、身体を痛める恐れもある。
だが、出版社などが、これらの歪んだやり方を紹介している場合も多いと思う。やるなら、よく調べたり、無理のないようにやって欲しいと思う。

ひょっとしたら、毎日欠かさず運動することが、成功したり、幸福になるために、最も重要なことかもしれない。
ある程度のものを作り上げてからなら、病魔と闘いながら偉業を達成したという人はいるが、体力がなければ、スタートラインに立つのも難しい。
しかも、現代人は、自動車にやたらと乗り、歩かないので、実際は、かなり悲惨な状況なのかもしれない。
階段を昇り降りする程度で良いから、毎日、習慣的に運動していただきたい。
尚、私が最上の運動と思うのは、掃除と洗濯(特に、物干し竿に干す、取り込む行為)である。









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