人間は、4つの慎みが重要だ。
食の慎み、言葉の慎み、性の慎み、睡眠の慎みである。
これらは、適度でなければならず、過ぎてはいけないが、あまりに少ないのも良くないのである。
例えば、日中も居眠りが多く、1日の内、十時間も寝ているなら慎みがないが、4時間に満たないなら睡眠が少な過ぎる。
もっとも、非常に精神が進化した人なら、2~3時間の睡眠で十分ということもあるかもしれないが、自分がそれに該当するかどうかは分かると思う。

この4つのうち、1つをゼロにし、他のことも怠り無く慎めば、人間を超え、仙人になる。
2つがゼロであれば、高級仙人や大師になる。
性をゼロにするということは、性行為だけでなく、イエスの言うように、「邪まな目で見ない」ことも必要で、中国の浄土仏教の高僧である善導は、目を上げて女性を見ることも控えたという。
もちろん、普通の人間では、食や睡眠をゼロにすることはできないが、カルマ(業)の力により、それが出来る人も稀にいる。
ただし、食や睡眠がゼロでも、他のことでだらしなければ、むしろ、バランスのとれた慎みをする普通の人に、はるかに及ばないのである。

ただ、これもカルマによるのだが、どれか1つの慎みが、どうしても出来ないという人もいる。
ところが、そんな人が、大事業家や大芸術家になるのである。
ただし、その慎みができない分を補って余りある徳を積んだ場合だ。
だから、世間では、偉大な人間というのは、欠点も大きいものだというのが定説になっているのである。
もし、あなたが、「俺はどうしても女好きだけは治らない」とか、「どうしても1日12時間寝ないと駄目なんだ」というなら、実は、大きな成功をする可能性があるのだ。

一方、どれもバランスよく慎みを持てる人は、大成功することはないが、立派な人間として、安楽で恵まれた人生を送れるのであり(もちろん、多少の試練は必ずあるが)、これが1つの理想的な人生かもしれない。

もう1つ、特別に仕え加えておく。
変わり者と言われる人のことである。
これも、深いカルマなのである。
ずっとニートであったり、どうしても世間との折り合いが悪かったり、神秘に強い憧れを持っているような人である。
そんな人は、この世界で生きるのは辛いだろう。
そういった人が、満足できる人生にするには、仙人のようなものになるしかないのかもしれない。
つまり、初めのところで述べたように、1つか2つをゼロにしてしまうのだ。
あるいは、2つ以上を、かなり制限してしまえば、仙人になれるのである。
ただ、仙人になるには、最後の慎みである、呼吸の慎みが必要になる。
仙人の入り口に辿り付くためには、大人の場合、毎分15~20回と言われる呼吸を、せめて、毎分10回以下にしなければならない。
これは、練習でも可能である。
そして、呼吸が、毎分5回以下になれば、神秘力を得ている。
政木和三さんは、子供の時、毎日、腹式呼吸の練習に励み、1分で2回の呼吸が出来るようになり、母親が読んでいた難しいお経の意味が勝手に分かってしまったという。また、習ったこともないピアノを見事に弾きこなし、自分で作曲し、ピアノ演奏したCDまで出している。
ただ、本物の仙人は、数分に一度とか、1日に数回しか呼吸しない。
しかし、闇雲に練習するだけでもいけない。
そこで、腕振り運動を熱心にやり、心の微かな声の呪文を唱えれば、割合に簡単に達成できる。
もちろん、このような道しか取ることができない、辛いカルマのある人にだけ勧めることであり、普通の人が、こんな道に入ろうとすると、ロクなことにはならない。
あくまで、世間との価値観にあまりに違いがあり、努力はしたが、普通の人とうまくやれなかったという場合だけだ。
ただし、その場合でも、人々に対する慈悲を忘れてはならず、見下し、蔑むようなこともすべきでない。
これが、悲惨な失敗を避けるコツである。









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