私は子供の時、夜、寝床に入った後で、今日見たアニメの主題歌を頭の中で再生させたところ、完璧にそれが出来るのに驚いた。
そして、眠ってしまうまで、その歌を存分に楽しんだのである。
もちろん、これは誰でも出来ることだが、あまりに当たり前であるために、それに注意したり、まして、驚いたりはしない。
しかし、これをやっているのが脳だとすれば、脳の力は恐るべきもので、しかも、それは脳が持つ力のほんの1つに過ぎない。
脳の使い方をマスターすれば、間違いなく、誰もが天才になれるだろう。
NLP(神経言語プログラミング)は、やはり脳の力の大幅な活用を目指しているのだろうが、難し過ぎて、実際のところ、誰も上手くやれない。
エミール・クーエの自己暗示でも、ほとんど上手くやれない。あれでうまくいくなら、世界中の人がやっているはずである。

脳の持つ神秘な力の1つが、心を無意識領域に導くことだ。
無意識に関しては、実際はまだ、ほとんどが謎だ。
しかし、自分で、つまり、心で入って行けば、理屈では分からないが、体験的に知ることが出来る。
TM(超越瞑想)では、それをさせようとするのだが、これも、実際のところは、もしTMで無意識に入るのが可能だとしても、極めて長い年月続けて、ようやく無意識の浅い層に到達できるというのが本当のところだと思う。ただ、ある種の特性を持った児童の場合は、速やかにうまくいくと思う。その特性は、豊かな家庭で育った児童でなければ備わらないと思う。
ラマナ・マハルシは、「私は誰か?」と問えと言い、結局のところ、これが最良の方法と思うが、これですら、絶望的に難しいのだ。実際、ほとんど誰も成功していない。

だが、複雑な音楽すら完璧に再現できる脳の心的な音を作り出す力を使えば、容易く無意識の、好きなだけ深い層に潜りこめる。
それには、何かの言葉を心の中で言い、その心の中の声を、どんどん小さくしていけば良い。
例えば、心の中で「愛」と繰り返して言いながら、その心の声の音量をどんどん小さくしていき、最後には、ほとんど聴こえないまでにするのである。
その時、すでに、心は無意識の中に入っており、それを示すこととしては、呼吸がほとんど停止している。心が無意識に入るにつれ、呼吸は微(かす)かになるのである。

ただ、我々は、心の中の音を小さくするということに、あまり慣れていないので、それをやり難いということがあるようだ。
その場合は、口で言う言葉を使えば良い。
実際、古神道の呪文は、口で唱えるのだが、非常に小さな声で唱え、すぐ近くに人がいても聴こえないほどだという。
「アジマリカン」や「アウン」といった強力な呪文もあるが、「愛」「神」といった、意味の分かる言葉を使うのも良いと思う。
これらの言葉を、小さな声で唱え、その声をどんどん小さくしていき、実際にはもう声を発していない状態になる。
その「声が小さい」という意識を持ったまま、その言葉を、すっと心の中に引き取るのである。
そして、声を小さくしていく要領をそのまま、心の声にも適用し、さらにどんどん微かにしていくというのは、容易いことである。

「富」という言葉を、心の微かな声で唱えると、すぐに富が集まり始める(ただし、集めようと思うな。集まるにまかせよ)。
自己暗示のような、マイナスの反作用は起こらない。
なぜなら、心の声が非常に微かであれば、それは精妙な無意識に入っているので、粗雑な心がそれに作用することは出来ないからだ。
では、「憎しみ」などの悪い言葉を唱えた場合はどうだろう?
そんなこと、やる気も無いし、このやり方では、うっかりやってしまうことも決してない。
よって、そんなこと、考えなくて良い(どんな場合も頭の無駄使いは避けるべきだ)。
ただ、もしやったとしても、「憎しみ」という言葉の深い意味に到達するだけで、そこに善いも悪いも無い。
無意識の中に悪いものが存在するとしても、無意識自体は聖霊であり、至高の善だ。だから、「憎しみ」と唱えたところで、憎しみが集まることは無い。

心の微かな声で、肯定的な言葉を唱えると、例えば、「富」、「成功」、「歓喜」などなら、冒険に誘われることになる。
勇気を持って、その冒険に挑めば、富や成功や歓喜に至るのである。
これは、恋人や特殊技能を得るような場合も同じである。
この世のことは、あくまで神(無意識)と人(心)の共同作業なのである。
そして、それを速やかに行える、この「心の微かな声の呪文」は、誰でも無料で簡単に行えるのである。
ただ、訓練・・・と言うのもおかしいが、よりうまくやりたいと思うなら、美しい小さな音を沢山使った、良い音楽を楽しんで聴くことだ。クラシックの名曲なら、ほとんど全てそうである。









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