本を読むことの弊害を説く聖者もいるが、誰が何と言っても、本は読まなくてはならない。
だが、1日2冊読むとか、年に何百冊読むとか自慢げに言う者のことは無視して良い。
多く読むに越したことはないが、1冊1冊、本を敬うように丁寧に読むことが大切だ。
だが、読んでいるうちに興味を失くしたり、良い本だと思わなかったり、今は心に響いてこないと思ったら、しばらく読むのを止め、再び読もうと思うまで待っても良いと思う。
ただ、その本の価値が高いことを信用できる場合には、無理に読んでみた方が良いのだと思う。
本を読むことが悪いことであるはずがない。
疑いのない、普遍的な価値があると思われる本だけでも何千冊とあるはずだ。
また、精神的な満足をもたらす本だけでなく、自分の職業の能力を高める本も読まなくてはならない。
若いうちは、あまりお金がないかもしれないが、なんとか工面して、1冊でも多く読むべきである。
そして、今の時代、電子書籍を読むことをお奨めする。
できれば、解像度の高いスマートフォンやタブレットPC、あるいは、Kindle端末を買い(機器単体で通信ができない場合は、いずれもWiFi環境があることが必要)、快適に読めるようにすれば良いと思う。
電子書籍は、紙の本に比べて安いし、さらに、非常に安価だが、しっかりした本も少なくない。
そして、スマートフォンの中に何千冊でも入れて持ち運べる便利さは、一度味わうと、もう紙の本には戻れないかもしれない。

岡田虎二郎は、克己、努力、忍耐の必要はないと言った。
しかし、それらは必要だ。
努力が悪いものであるはずがない。
ただし、努力とは自主的であるべきで、強要された、その気になれない努力をしてはならない。
そんなことをさせられているなら、少々の騒動を起こしてでも逃げ出すなりして止めるべきだ。
ただし、やるのも、逃げるのも自分の責任でやること。その結果どうなっても、誰も責任を取ってはくれないのだ。
そして、自分でこれをやると決めたら、合理的な理由、自分に恥じない理由がない限り、がんばらなくてはならない。
努力することほど楽しいことはない。
だが、決して努力を誇ってはならない。
そんなことをすれば、せっかくの努力は穢れ、マイナスに作用するだろう。

あまりに当たり前のことを書いたが、こんな簡単なことを、やっている人は少ない。
だから、これをやれば、あなたは楽々と競争に勝てるのである。
そして、本当に大切なことは、魂に恥じることを絶対にしないことだ。
卑しいこと、卑怯なこと、自己中心的なこと、人の魂を踏みつけるようなこと・・・そんなことをしようとしたら、魂の葛藤が必ず起こるはずなのだ。
そんなことさえしなければ、天は必要なものは必ず与えてくれ、生活に困るというようなことには決してならないだろう。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ