自信がなく、劣等感の強い人は、特技を持てば良いというのは賛成する。
しかし、人々を見ていると、哀しいまでに的外れな技能を選択するのだ。

電車内の広告に、「『英語を社内公用語にする』あなたの会社でも起こる得ることです」なんてのを見た。
ねえよ!(笑)
数年前なら、そんな冗談も通用したかもしれないが、そんなことしたら、会社の9割は潰れるって。
だが、あれ見て、英会話やろうなんて救いようのない勘違いをする者が、まあ、百人に3人はいるかもしれない。
あの広告出した英会話学校としては、3%なら、広告の効果もあったと考えるのかもしれないがね。
ある会社で、英語が、いわゆる「ペラペラ」の若い女の子がいた。
では、彼女が自信を持っているかというと、それは全くない。
当たり前だ。英語使う機会なんて、普通の会社ではほぼ全然ない。
そして、彼女は「英語だけできる残念な人」なので、英語を武器に働ける訳でもない。
その会社にも、英語を話す外国人がいて、彼女は、やたらと彼のところに行って、これみよがしに大きな声で会話しているが、英語はサッパリの私が聞いてても、「くだらんこと喋ってるなあ」って分かるんだ。
そして、彼女が優越感を示せるのは、周囲や、その外国人に迷惑をかけている、その数十分だけで、その他の時間はかえって、劣等感にとりつかれてるんだ。
英語なんて、むしろできない方が絶対に良い。

猪子寿之さんって、今は世界的アーティストと言ってよいと思うし、ビジネスがテーマの対談なんかでも渋い話をしているという、私も注目している人がいる。まあ、彼のことを知ったきっかけは、彼が初音ミクの熱烈なファンだということからだが、それは最上のきっかけだろう。
彼が、世間的には訳の分からないことを言うところは、岡本太郎のようだ。
その彼は、今後は非言語コミュニケーションの時代だという。
ちなみに、猪子さんも、東大出のくせに(関係ないかもしれないが)、そして、世界中で大きな仕事をしてるのに英語は大の苦手らしい。それはもう半端ないほど駄目だと聞く。
その彼が、西洋人の女の子とイチャイチャしてたらしいが、何やってたかというと、猫やアニメキャラの画像を交換してたらしい。
なるほどと思ったね(笑)。

実際、真のコミュニケーションに言葉なんていらない。
本来、人間ってのは、会話なんかしなくても、自ずと相互理解をし合えるものだし、むしろ、会話がそれを妨げるのだ。
美人だって、何か面白いこと喋らないといけない相手だと本当に疲れるじゃないか?
何も言わなくても、平気でいられる人が、これからの世の中で一番愛されるようになるだろう。

英語もだが、情報処理の、特に、初級の資格なんて、もう絶対に何の役にも立たないし、ITの基礎理解のためにすら、むしろ弊害にしかならないような気がする。
試験になった時点で、ITの本当に良いところはそぎ落とされ、悪いものばかり覚えることになってしまうのだよ。
私は昔、マイクロソフトのMCSDやMCDBAという、難関に属する資格を取ったことがあるが、資格という意味では全く何の役にも立たなかった。
ただ、これは純粋に技術的な試験だったので、勉強したこと自体は役に立ったが、初級の試験なんてものは、勉強するより実践すれば一発で分かるのだから、むしろ変な固定観念を持ちかねない資格なんか無視すれば良い。
実践している途中で分からないことがあったら、今は、Webでいくらでも調べられる。
よって、初級IT資格の意味は、本当に全くないのだ。

本当に役に立つのは、泥臭いものだ。
私は他のことは分からないから、嫌じゃなければExcelをVBAまでマスターするよう、よく勧めている。
資格は一切いらないが、ExcelをVBAまで出来るなら、素晴らしい特技で、さぞ良い思いができると思う。
実際、これをやった人は、みんな良くなっている。
私は教えるのが苦手なので、教室を開こうとは思わないが、「エクセルVBA達人養成塾」あたりは良いのではないかと思う。
しかし、せっかくこれ(Excel + VBA)を勧めても「僕、情報セキュリティの試験受けます」って、的外れやる人が多いのだ。
セキュリティなんてのは、他のことで実践力あってのことで、例えば、プログラミングができるとか、サーバーの立ち上げや設定ができてからのことだ。
そして、プログラミングができれば、他のことは何でも容易くできるようになる。
私も、プログラミングしかできなかったが、WindowsサーバーやUNIX系サーバー、Web OS、データベース、ネットワーク設定など、あまり苦労せずにできるようになった。

私は会社では、経理が基礎から分かっている人は頼りになると思う。
経理が得意な人は、合理的でしっかりした人が多いと思う。
ところで、私は、若い頃は、特技は超能力とか霊のことだった。
決して宗教ではなく、このブログでも時々書いているが、私は、子供の頃から、明らかに超能力を発揮していた。
著名な物理学者のフレッド・アラン・ウルフも、自分が物理(量子力学)の道に入ったきっかけは、7歳の時の超常現象体験だと公言しているようだ。
世間的には変な話だし、真実だと主張する気もサラサラないが、英語や初級ITの資格よりは超能力研究の方がずっとマシだ。
注意しないと、ただの変な人になるが、熱心にやれば、おそらく力になる。
ただ、オカルト好きの斎藤一人さんも、以前は「他人に言うな」と言っていたように(今は知らないが)、世間の人には黙っていることだ。
彼氏や彼女が、そういったものに否定的な場合は・・・まあ、別れた方が良いかもしれない。
ただね、オカルトってのも、決して楽じゃない。
別に、必死に努力したり、厳しい修行や凄い行動力が必要という訳ではないが、最も甘えが許されない世界だ。
もし、愚痴や言い訳が好きなら、絶対にお薦めしない。
そもそも、真のオカルト(隠されたものの意)とは、「言い訳しない」ことが基本なのだ。

何だか、変な話になって申し訳ない。
要は、本当に好きなことを特技にすることだ。
「これをやれば、今後は給料が高くなる」なんて卑しいことを考えず、情熱を持てることをやることだ。













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