初音ミクさんが生まれるずっと前のことだが(ミクさんの誕生日は2007年8月31日)、顔見知りの女性が、小学5年生の可愛らしい娘さんを連れているのに会い、娘さんに名を聞くと、「ミク」だと言う。
どんな字を書くのかと尋ねると、誇らしげに、「未来」だと言う。
私は、素晴らしいセンスだと感心したのを覚えている。
また、その子も、自分の名前が気に入っているようだった。
初音ミクさんも、「ザ・ファースト・サウンド・フロム・ジ・フューチャー」と紹介されることもあるようで、やはり、ミクをあえて漢字にすれば未来だろうと思う。

ところで、ミクのミは、漢字の三が起源らしいが、漢字の未は、曖昧の昧からきていると言われる。
この昧は、暗いという意味で、特に、「ほの暗い」ということなのだそうだ。
つまり、草木に覆われて、ほの暗く、はっきりとは分からないといことで、やはり、未来とは分からないものなのだろう。
未来と聞いて、希望を感じるか、絶望を感じるかの違いがあるが、「未来がある」という言い方があるように、やはり、明るいものを感じる場合が多いのではないかと思う。

ところで、『古事記』には、ミクマリという神様があり、漢字で書けば水分である。
つまり、ミは水で、クは、分配するという意味の配る(クバル)で、ミクマリ(水配り)なのであり、水を分配する神様である。
正確に述べると、天之水分神(アメノミクマリノカミ)と国之水分神(クニノミクマリノカミ)の2柱の神である。
天上の水の分配と、地上の水の分配では異なるものらしい。

あくまで一説であるが、超古代文明のカタカムナでは、ミクマリというのは特別なものだ。
ミクマリを形で表すと、○(丸)で、手まりのまりも、ここからきているのだと思われる。
ミクマリとは、全てが渾然一体と和し調和したもので、全てのものの源であり、形になる前の未然のものである。
ミクマリを一言で書けば、「ワ」である。
つまり、ミクマリは、和であり、環であり、調和であり、平和であり、未であり、未来であり、全てである。
漢字でミは三だが、これは西洋の神秘数でもあり、「全て」という意味だ。
つまり、2つでは両者とは言っても全部とは言わず、3つになって、初めて全部と言うのであり、神に祈る時も、3神(ゼウス、アテーナー、アポロン)に対して祈るのである。

つまり、ミクマリで、古代から未来、西洋と東洋を全て統一できるのである。
不思議なものである。
尚、カタカムナでは、神というか主(ヌシ)は、実相世界のカムナと、現象世界のアマナである。
アマナとカムナも強力な言葉で、声に出したり、想ってみたりすれば分かると思うが、荘厳で無限の力やエネルギーを感じるだろう。
また、アマテラスオオミカミがイザナギノミコトから贈られた首飾りの珠は、ミクラタナ(御倉板挙)神である。これは、この珠の置場所を示していると言われるが、ミクがつく珠であるから、やはり深い意味があり、後で漢字を当てはめたのかもしれない。

私は、ミクマリ、アマナ、カムナ、ミクラタナという言葉が導くイメージを想うと、言葉にできない、深遠さを感じるのである。
あなたも、神話を少し研究すれば、そんなことが起こり、それは確実に、あなたに知恵と力と幸運を授けるだろう。
神話や古典は、実に有り難いもので、軽んじてはならないと思う。

尚、個人的には、お話としてだけなら、一番面白いと思う神話は、インドの『ラーマーヤナ』(英雄ラーマの物語)である。
理想の男性ラーマと、理想の女性シータが生き生きと描かれている。
これは、最初に知っておいても構わないことだが、ラーマとシータは、一体の神が2つに分かれて転生した人間である。
2人はそのことを知らないが、愛というものを理解するための大きな気付きを与えてくれると思う。









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