腹の出た人間をやたらと見るようになった。
身体全体としてはそんなに太っている訳ではないのに、腹だけがひどく出っ張っているという者も多い。
あるいは、特に、年配の人では、痩せているのに、腹だけがぽっこりと出ている人がよくいるだろう。
これは、米、うどん、パンなどの炭水化物や、甘いものの食べ過ぎであると思う。

確かに、炭水化物や砂糖といった糖質を取らなければ、少々食べても太ることはない。
それは私も、この春頃に確かめてみた。
糖質以外のものをかなり食べてみたが、さっぱり体重は変わらない。
それが分かったので、今は沢山食べることはやめている。

痩せたければ、確かに糖質(炭水化物、砂糖)を食べるのも止めれば良い。
しかし、それは、そんな本を書いている、金持ちの医者みたいな人達にだけ言いたい。
今は、本当に低収入の人が多い。
ベネッセの顧客情報を流出させた39歳のSEは、派遣社員で、月給38万円だったというが、それは手取りではないし、ボーナスはないはずだ。
借金はともかく、家賃や子供の教育費が重く、おそらく、生活はギリギリか赤字だろう。
それでも、彼はまだマシな方だろう。
ベネッセの社員なら、その年齢なら年収900万円を超えていて普通と思うが、コンピューターの仕事は下々の仕事と見なされていることがよく分かる事件だったと思う。
そして、それが、今回の事件の最大の原因であることに気付いている者はほとんどいない。
重要な情報業務を、子会社で、しかも派遣社員にやらせて、情報漏えいに驚くこともないと思うのだがどうだろう?
それはともかく、10年前なら、年収が年齢×10万円なら、恥ずかしいと思われていたが、今は、それなら良い方だと言えるのである。
40代で月給15万円でボーナスなしの期間従業員なんてのはザラだ。

我々貧しい庶民は、米、パン、うどんといった安いものを食べざるを得ない。
そこで、木枯し紋次郎の食べ方を真似ると良い。
小説『木枯し紋次郎』には、紋次郎の食事シーンがよくある。
1日70~80kmも歩き、暗くなるまでに、寝る場所として廃家や荒れ寺を見つけて、その中で食事となるのだが、そんな時は、紋次郎は、干し芋か、豆餅を取り出して、それを1~3個程度食べるのであるが、なるべく噛まずに飲み込みのである。
また、日中は、飯屋に寄ることもあり、大抵、米と麦の混ざったご飯に、汁、漬物、そして、焼き魚がつくこともある。
紋次郎は、ご飯に魚を乗せ、汁をかけると、掻っ込んで、ほとんど噛まずに飲み込む。
紋次郎の食事は、炭水化物がほとんどであるが、あまり噛まないことで、腹持ちを良くしている・・・つまり、すぐに消化されるのを回避しているのだ。

「よく噛んで食べよう」などと言っていると、米やパンは、唾液と混ざって糖化し、たちまち糖が血液に吸収されてしまう。
その結果、すぐに空腹になり、腹に脂肪もつく。
しかし、砂糖でも食べない限り、噛まずに飲み込むと、消化に時間がかかり、少しずつ糖化されて吸収されるのである。
噛まないと身体に悪いなんてのは、食べ過ぎた場合だけだ。
少ししか食べないなら、身体の負担になったりはしない。
少しの量を早食いし、あまり噛まずに飲み込むように食べるのが良い。
これだと、安い炭水化物でも太らず、しかも、少食なので健康に良いと思う。
無論、私は自分でやってみたが、空腹感はなくなり、身体は軽く、お金もかからないのである。

ただ、私の食事法は、ただ、「満腹するまで食べない」である。
無理に少食にして、お腹が空いていることをいつも感じるようではいけない。
それと、甘いものは食べないことだ。
私は、クリームやチョコレート、シロップがついたものは全く食べない。
しかし、アーモンドやクラッカーを少しずつであるが、それなりに食べているのである。
やはり、食べると元気が出て、気分も良くなる。
そのために、世間の常識など無視し、あまり噛まずに飲み込むことだ。
真似して欲しいとは言わないが、私は、憧れの紋次郎のやるようにやって、調子が良いのである。









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