マイケル・ジャクソンの『BAD』という歌の中に、

They say, the sky is the limit.
人間に限界はないという
And to me, that realy true.
僕も全く同感だ

という詩がある。
人間には不可能はないと言うのは、真実ではあるが事実ではない。
別に難しい意味ではない。
例えば、スポーツの経験のない40歳の人間がプロ野球の選手になれるかどうかというと、やはり不可能だろう。
しかし、昔であれば、自由に職業を選ぶことは、同じくらい不可能だと信じられていた。
また、音速以上で移動するとか、1マイル(1609メートル)を6分以内で走るというのは、もっと不可能だと認識されていたかもしれない。
しかし、今、そんなことを主張する者は、あまり利口な人とは思われないだろう。
そういったことを想い、さらに考えを進めていくと、いつかは、人間の精神は肉体をもっと自在に制御できるようになり、現在では超人的と考えられるようなことを、誰でも即座にできるようになるかもしれない。
そうすれば、スポーツというものは、今とは全く違ったものになるだろう。
現在の一流スポーツ選手のやることを、誰でも簡単にできるようになるからだ。
多分、スポーツは、職業としては成立しない、もっと楽しい遊びになるのだと思う。

最初に述べた、「人間には不可能はないというのは、真実だが事実ではない」というのは、そこにはただ、時間の問題があるという意味だ。
現在、不可能なことも、未来には可能だ。
ところで、昔から現在にいたるまで、時間など実在しないという考え方がある。
ライプニッツも、時間とは概念に過ぎないと考えていた。
数学者の岡潔は、「時間は情緒だというのが一番近い」と述べていた。
現在の科学においても、時間とは謎以外の何物でもない。
少なくとも、時間は、我々がぼんやりと考えているようなものではない。
時間というものが存在しないなら、未来の原因が現在の結果になることもあるし、未来が変わると言うのと同じ自然さで過去も変わる。
そして、未来で可能なら、現在でも可能である。
あなたが本当に成し遂げたいことで、世間的な常識では全く不可能だと思われるとしても、少なくとも、「不可能とは限らない」と考えるべきだし、その考えに慣れてくれば、次は、「可能かもしれない」と思うようになるだろう。
やがては、「それは可能だ」と信じることができるようになる。
それならば、実現したも同然ではないかと思う。

スティーブ・ジョブズは、SFテレビドラマ『スター・トレック』に出てくる「現実歪曲フィールド」(Reality Distortion Field)を発生させ、現実を変えてしまったらしい。
しかし、その力は、彼だけの特権ではない。
上に述べたように、可能か不可能かは時間だけの問題であり、その時間は実在しないので、どんなことも、現在、ただちに可能だと考えれることができれば、誰でもできることだ。
そして、本当は、そんなことを実際にやった経験は誰にだってあるし、私だって、憶えているだけでもいくらでもある(何度も書いて繰り返すのは飽きたので、再述しないことを許して欲しい)。
あくまで、本当に望めばだが、あなたのいかなる願いも、わけなく、いますぐ実現するというのが、本来自然なのであると思う。
そのように意識を変容させ、何でも好きなようにやってみて欲しい。









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