スーフィー(イスラム教神秘派)の教えに、「神を信用しろ。だが、まずは驢馬はつないでおけ」という言葉があるらしいが、私は、これが気に入っている。
私は神を信頼している。
神を信頼すれば苦労がなくなるのかというと、むしろ逆かもしれない。
人間は・・・特に私は、辛いこと、苦しいことで鍛えられなければ、向上するはずがない。
人間にとっての最大の喜びは、本物の人格者になることだと私は確信している。
自分がいかに苦しい時でも、優しい顔をして愉快に振る舞い、誰にも公平で、どんな人も決して見下さず、果てのない空のように広い心を持っている。
自分がそうであることほどの喜びなど、この世に決して存在しない。
そのためには、未熟な間は、常に頭を叩かれ、悔しい思いをし、それに耐えられるようにならなければならない。
だから、私に高慢に振舞ってくれる人、価値のない物のように扱ってくれる人が私の友人なのだ。

数日前のことだ。
タクシーに乗ったら、運転手が道を間違え、「メーターを切る」と言ったが、逆に深夜料金にセットし、料金がぐんぐん跳ね上がっていった。
運転手はそれに気が付いて謝った。
私が、
「調子が悪いのではないですか?」
と尋ねると、運転手は、
「いえ、考え事をしていたのです」
と言う。
それは何か悪いことでもあったのかもしれない。
私は、
「気にしなくていい。料金は出ているだけ払うよ」
と言ったが、運転手は受け取らない。
私は何も言わず、運転手の好きにさせた。
私には何の感情も起こらなかった。
確かに少し心配にはなったが、誰の人生にもいろいろある。
最近、かなり鍛えられているので、自分の気に入る反応ができたようだ。
しかし、まだまだ鍛えられる必要があるのかもしれない。
いずれにしても、神を信頼している。









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